中國(guó)政策科學(xué)研究會(huì)（CAPS）経済政策委員會(huì)の徐洪才副會(huì)長(zhǎng)は17日に行なわれた中華全國(guó)新聞工作者協(xié)會(huì)（中國(guó)記協(xié)）の交流イベントの第144回「新聞茶座」で、「2025年になると、中國(guó)の一人當(dāng)たりGDP（國(guó)內(nèi)総生産）は1萬(wàn)3千ドル（1ドルは約109.1円）以上に達(dá)する可能性がある。その頃、中國(guó)は『中等所得の罠』を乗り越えているだろう」との見(jiàn)方を示した。中國(guó)新聞社が伝えた。

徐氏は第14次五カ年計(jì)畫(huà)期間（2021-2025年）の中國(guó)経済の発展の見(jiàn)通しについて、「今後5年間、さらにはもっと長(zhǎng)い期間、中國(guó)経済は大きな成長(zhǎng)のポテンシャルを持ち続け、一人當(dāng)たりGDPも上昇を続け、2025年には『高所得國(guó)』のハードルを越えるだろう」と語(yǔ)った。

徐氏は、「中國(guó)政府は2021年のGDP成長(zhǎng)率を6％以上と確定したが、市場(chǎng)では今年の中國(guó)GDP成長(zhǎng)率は8％以上に達(dá)し、2022年は6％前後になり、2025年になっても5％以上の成長(zhǎng)率を保つとの見(jiàn)方が一般的だ。將來(lái)の中國(guó)経済には多くの成長(zhǎng)のポテンシャルがある」と述べた。

徐氏は、「現(xiàn)在の中國(guó)の都市化率は60％あまりで、先進(jìn)國(guó)との間にはまだ大きな開(kāi)きがあり、都市化レベルにはまだ大きく上昇する可能性がある。中國(guó)都市化の『後半戦』は不動(dòng)産の『後半戦』をもたらすことになる。都市化のプロセスに伴って、將來(lái)には數(shù)億人の農(nóng)民が新型の市民へと変わり、消費(fèi)と投資を大きくけん引する役割を果たすことになる。都市化の極めて大きなポテンシャルが中國(guó)経済の持続的前進(jìn)という全體的基調(diào)を突き固めた」とした。

徐氏は、「都市化プロセスのほか、中國(guó)は質(zhì)の高い発展へと方向転換し、計(jì)畫(huà)では2035年までに現(xiàn)代化を基本的に実現(xiàn)し、さらに社會(huì)のガバナンス、グリーン発展、地域の協(xié)調(diào)、供給側(cè)構(gòu)造改革などより高次元のレベルアップに焦點(diǎn)を當(dāng)てることになる。同時(shí)に、中國(guó)の第14次五カ年計(jì)畫(huà)では科學(xué)技術(shù)イノベーションに対してより高い目標(biāo)を打ち出し、今後5年間の社會(huì)全體の研究開(kāi)発費(fèi)（R&D費(fèi)用）の年平均増加率を7％以上と確定し、デジタル経済とイノベーションをめぐる経済の発展推進(jìn)に力を入れることになる」と指摘する。

2019年に中國(guó)の一人當(dāng)たりGDPは1萬(wàn)ドルを超え、世界銀行の現(xiàn)行の高所得國(guó)の基準(zhǔn)まであと3千ドルに迫った。

徐氏は、「これからの5年間、中國(guó)のGDPが5％以上の成長(zhǎng)レベルを保ちさえすれば、2025年には一人當(dāng)たりGDPは1萬(wàn)3千ドルに達(dá)し、中國(guó)は『中等所得の罠』を乗り越えているだろう」と述べた。

また徐氏によると、「まもなく『中等所得の罠』を乗り越えるだろうが、中國(guó)の一人當(dāng)たりGDPは先進(jìn)國(guó)との間ではまた大きな開(kāi)きがある。たとえば韓國(guó)の現(xiàn)在の一人當(dāng)たりGDPは3萬(wàn)ドルで、米國(guó)は6萬(wàn)5千ドルだ。また中國(guó)には現(xiàn)在、月収が1千元（1元は約1萬(wàn)6793円）に満たない人が6億人いる。中國(guó)が抱える農(nóng)村の振興を推進(jìn)し、共同で豊かになるよう促進(jìn)し、中所得層を拡大するとの任務(wù)は、引き続き責(zé)任の重い遠(yuǎn)い道のりであるということに気をつけなければならない」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年3月18日