中國気象局が2日に行った記者會見で、中國気象局総合観測司の曹暁鍾司長は、「中國は第14次五カ年計(jì)畫（2021-25年、十四五）期間中に風(fēng)雲(yún)気象衛(wèi)星を7基打ち上げる予定だ。今年打ち上げた風(fēng)雲(yún)4號B星と風(fēng)雲(yún)3號E星の2基は現(xiàn)在、軌道周回中の試験を行っている」と述べた。人民網(wǎng)が伝えた。

曹司長は、「數(shù)年の発展を経て、中國の風(fēng)雲(yún)気象衛(wèi)星は2大シリーズを形成し、主に靜止気象衛(wèi)星と極軌道衛(wèi)星に分かれている。靜止気象衛(wèi)星とは地球の赤道から約3萬5800キロメートルの上空を周回し、地球上からは靜止して見える。地表の3分の1の固定エリアを『見つめる』とともに、同一目標(biāo)地域を連続的に観測し、天気システムの急速な変化の狀況を捉えられ、主に気象分析及び災(zāi)害モニタリング?早期警戒に用いられる。極軌道衛(wèi)星とは地表から約800キロメートルの上空で地球の南極?北極を周回し、地球を『巡回』できる。地表のある地點(diǎn)を1日2回観測し、かつ時(shí)間が固定されており、主に數(shù)値予報(bào)、気候予測、環(huán)境モニタリングなどに用いられる」と説明した。

「中國は現(xiàn)在、靜止気象衛(wèi)星と極軌道衛(wèi)星を同時(shí)に運(yùn)営している世界でも少數(shù)の國と地域の一つだ」。曹司長によると、中國は1988年から現(xiàn)在までに19基の気象衛(wèi)星を打ち上げている。うち軌道を周回しているのは極軌道衛(wèi)星3基と靜止気象衛(wèi)星5基の計(jì)8基。中國は十四五計(jì)畫期間中に風(fēng)雲(yún)3號G星、風(fēng)雲(yún)3號F星、風(fēng)雲(yún)4號C星などの風(fēng)雲(yún)気象衛(wèi)星を7基打ち上げる予定だ。うち靜止気象衛(wèi)星は3基、極軌道衛(wèi)星は4基。

曹司長は、「中國の気象衛(wèi)星はすでに世界トップレベルに達(dá)している。風(fēng)雲(yún)気象衛(wèi)星データを使用している國と地域は現(xiàn)在、121に増えている。中國気象局は世界気象機(jī)関が認(rèn)定する世界10大世界気象センターの一つだ。『一帯一路』（the Belt and Road）沿線國に速やかで細(xì)分化した気象サービスを提供し、気象の國際ガバナンスにおける責(zé)任ある大國のイメージを十分に示している」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年12月6日