上海の楊さんは今年5月に彼女と結(jié)婚式を挙げる予定だったが、新型コロナウイルス感染癥により延期せざるを得なくなった。そこで5月20日の「愛(ài)の日」（中國(guó)語(yǔ)で「520」と「あなたを愛(ài)している」の発音が似ていることから、この日が愛(ài)を伝える日になった）には、シャンパンローズの花束を贈(zèng)ることにしたという。

生鮮品を扱うショッピングプラットフォーム「叮咚買菜」の生花部門責(zé)任者の説明によると、今年の特殊な狀況の中での「520」に、上海では家にいる狀態(tài)の多くのユーザーが「エリアをまたがって花を贈(zèng)る」サービスを選んだ。このため叮咚では赤いバラ、ピンクのグラデーションのバラ、シャンパンローズなどのギフト用バラとカジュアルなバラのブーケを用意したほか、バラとシャクヤクなどが入った価格99元（1元は約19.1円）の「520ブーケ」を売り出した。現(xiàn)在、プラットフォームでは花の価格が例年並みになり、全プロセスコールドチェーン輸送を通じて、花の収穫から上海の大型倉(cāng)庫(kù)に輸送されるまでの時(shí)間は最短で48時(shí)間に縮まり、花の鮮度が最大限保証され、より長(zhǎng)く花を楽しめるようになった。同責(zé)任者は、「5月18日から20日までの間に、叮咚買菜のプラットフォームではバラの予約量が全體で前年同期の2倍以上になり、特に華東エリアは予約量が100萬(wàn)本を超え、バラブーケは19日までに完売した」と説明した。

同じく生鮮品を扱う「盒馬鮮生」のオフラインプラットフォームでは、5月12日に上海市虹口區(qū)広霊二路にあるミニ店舗で「愛(ài)をロック」をテーマにした生花の共同購(gòu)入の予約がスタートした。この時(shí)期に出回るバラ、シャクヤク、カーネーションのブーケ2種類だ。同店の店長(zhǎng)の陳鵬さんによると、材料に制限があって裝飾を凝らしたギフト用フラワーの提供は無(wú)理で、ごくシンプルなよくある花しか用意できなかった。今回の団體購(gòu)入は涼城新村街道で特に人気が出て、限定100個(gè)がすぐに完売したという。

今月19日に同店を取材すると、オフラインの営業(yè)が再開(kāi)した初日の16日よりも店にある花の種類が増え、赤いバラが並んでいた。店長(zhǎng)によると、この赤いバラは520のために特に仕入れたもの。うちに花を買いに來(lái)る人は520を盛大に祝おうと思っているわけではなく、花を少し買って封鎖期間の無(wú)味乾燥な暮らしに彩りを添えようとしているという。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年5月20日