北京から杭州までを結(jié)ぶ京杭大運河の河北省滄州市中心部區(qū)間で、遊覧船の運航がスタートし、その開通イベントが今月1日、滄州市の百獅園で開催された。遊覧船が続々と渡し場「南川古渡」から出航し、同區(qū)間の開通を告げた。河北日報が報じた。

遊覧船の通航がスタートした大運河滄州市中心部區(qū)間は、海河路から渤海路區(qū)間にあたり、全長13.7キロ。開通に合わせて、滄州市は沿岸の関連施設(shè)のアップデートを?qū)g施したほか、緊急時の救援人員や十分な救援設(shè)備を配置した。また、遊覧船用の渡し場12ヶ所、歩行景観橋6基を新設(shè)し、既存の一般架け橋8基をリニューアルした。

大運河滄州市中心部區(qū)間のスムーズな通航を確保すべく、滄州市は引水と補水を積極的に実施しており、2021年に1億8000萬立方メートルの水を引いたのをベースに、2022年にも3億立方メートルの水を引いた。市街地區(qū)間の運河の水深は3.6‐5メートルと、遊覧船が十分に通航できる水位に達している。2本の遊覧船の通航ルートは、滄州市の中心部を貫いており、観光客は船に乗って運河沿岸の景色を楽しむことができる。

今回遊覧船運航がスタートしたことで、漢詩で描かれた「一船の明月が滄州を通る」という詩的な景色が再現(xiàn)された。滄州市は今後、武術(shù)や雑技、醫(yī)薬、塩の輸送、河川工事、南方から北方への食糧輸送といった歴史文化資源を活用し、大運河の滄州市中心部區(qū)間の沿岸に多くの景観ポイントを設(shè)置し、大運河文化?観光を盛り上げたい考えだ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年9月5日