長(zhǎng)江におけるスナメリの2022年度科學(xué)調(diào)査が19日に始まった。長(zhǎng)江の全流域でスナメリの科學(xué)調(diào)査が実施されるのは、2006年、2012年、2017年に続いて、今回で4回目となる。2021年に長(zhǎng)江における全面的な禁漁が始まり、「中華人民共和國(guó)長(zhǎng)江保護(hù)法」が実施されてからは初めての流域性生物種の系統(tǒng)的調(diào)査となる。中國(guó)新聞社が報(bào)じた。

長(zhǎng)江のスナメリは中國(guó)で國(guó)家一級(jí)重點(diǎn)保護(hù)野生動(dòng)物に指定されており、長(zhǎng)江の固有種淡水イルカで、長(zhǎng)江の生態(tài)系において重要な指標(biāo)生物となっている。2017年に長(zhǎng)江で実施されたスナメリの生態(tài)科學(xué)調(diào)査によると、個(gè)體數(shù)は約1012頭で、ごく近い將來(lái)における野生での絶滅の危険性が極めて高いことが分かっている。

今回の科學(xué)調(diào)査は、スナメリが生息している長(zhǎng)江の中?下流の主流、鄱陽(yáng)湖、洞庭湖、一部の支流?分流水域をカバーし、調(diào)査員約120人と船舶20隻が投入されることになっている。

今回の科學(xué)調(diào)査では、長(zhǎng)江のスナメリの個(gè)體數(shù)分布や生息地の環(huán)境の現(xiàn)狀を全面的に把握し、スナメリの個(gè)體數(shù)、個(gè)體群の構(gòu)造、変化の動(dòng)向を評(píng)価し、スナメリの生息にとって脅威となっている要素や保護(hù)措置の効果などを分析し、さらに方向性あるスナメリ保護(hù)案を制定するための根拠を提供する計(jì)畫(huà)で、スナメリ、ひいては長(zhǎng)江の生態(tài)系全體を保護(hù)するうえで重要な意義を備えている。

長(zhǎng)江の湖北省區(qū)間は、昔からスナメリの重要な生息地となってきた。長(zhǎng)江で10年間の禁漁が始まって以來(lái)、同區(qū)間で何度もスナメリが確認(rèn)されている。例えば、2020年から今に至るまで、武漢市內(nèi)中心部區(qū)間では、約20回スナメリが確認(rèn)され、その數(shù)は約210頭に上っている。宜昌市內(nèi)中心部區(qū)間は、スナメリが生息している?yún)^(qū)間で、漢江の潛江市區(qū)間ではここ約30年で初めてスナメリが確認(rèn)された。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年9月20日