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中國で登場した新職業(yè)「サービスロボット応用技術(shù)者」とは?

人民網(wǎng)日本語版 2023年01月18日16:07

新年を迎え、北京市朝陽區(qū)にある秋果ホテルの亜運村國家會議センター店には客足が戻り始めていた。一番忙しくなるのは正午の時間帯で、ホールでは箱型のロボットが人々の注目を集めていた?!弗ē欹侃`ターが到著しました。私は料理を配膳するスタッフです。道を開けてください」というはっきりと聞き取りやすい音聲と共に、ロボットは程よい速度でエレベーターの中へと移動していった。そして、3階でエレベーターを降りたロボットは、部屋番號「8303」の部屋のドアの前できっちり止まると、自ら電話をかけて、「お客様、料理が屆きました。どうぞ素敵なお食事時間をお楽しみください」と伝えた。

ホテルで物品を搬送するロボット「9號方糖」(撮影?王英弛)。

「9號方糖」という名のこのロボットについて、同ホテルの劉秀秀総支配人は、「新型コロナウイルスの影響で、人手不足となっている。でも『方糖』が24時間休まずに働き、配膳の仕事の大半を受け持ってくれているので、本當に助かっている」と褒めそやした。

賢く、信頼できる「方糖」の背後には、すい星のごとく現(xiàn)れた新職業(yè)「サービスロボット応用技術(shù)者」の存在がある。2021年3月、中國人力資源?社會保障部(省)などの當局が発表した「新職業(yè)」には、サービスロボット応用技術(shù)者が含まれていた。

サービスロボット応用技術(shù)者とは?

「端的に言うと、ロボットがより良いサービスを提供できるようにするのがサービスロボット応用技術(shù)者」と話す楊越さん(30)は、九號公司?商用ロボット事業(yè)部のプロダクトオーナーで、サービスロボット応用技術(shù)者でもある。

この職業(yè)は數(shù)年前にはまだ人々にとってなじみの薄い職業(yè)だった。楊さんは、「私は工業(yè)デザインが専門だった。でも、ロボットを商業(yè)施設(shè)やレストランでよく見かけるようになり、今後はそれが発展するトレンドになるだろうと感じて、進んでサービスロボットの業(yè)界に転身した。ここ數(shù)年、サービスロボットの日常生活におけるサポートやセキュリティパトロール、新型コロナウイルス対策といった応用シーンにおける活躍ぶりを目にしてきた。機能のアップグレードや運営?メンテナンスなどの人材ニーズも高まり続けている」と話す。

エンジニアとしての楊さんは、サービスロボットの各種機能を継続的に調(diào)整し、最適化しなければならない?!弗旦`ビスロボットは新たに登場したばかりで、人間の世界に融け込もうとした時に、多少のぎこちなさがあるのは當然のこと。サービスロボットと人間の間に橋を架けて、できるだけシームレスにし、最も快適な體験をユーザーに提供するのが私たちの仕事」と説明する。

サービスロボットの製品構(gòu)造を分析する楊越さん(撮影?王英弛)。

ハイテク業(yè)界に身を置く楊さんが最も関心を寄せるのは、技術(shù)そのものではなく、いかに人の気持ちが分かるロボットにするかという點だという。楊さんは、多くの時間を割いて、実際に現(xiàn)場に足を運んで、異なるポストや立場を體験して、調(diào)査?研究を重ね、ロボットがより良いサポートを提供できるかを探っている。

「ロボットが、冷ややかでぎこちないサービスを提供するのではなく、本當の意味で人々に便利で楽しいサービスを提供し、素晴らしい生活に知恵と力を貢獻することを願っている」と楊さん。

新型コロナウイルス対策が講じられている期間中、楊さんの會社の業(yè)務(wù)も一定の影響を受けていたものの、「ピンチはチャンス」と言われるように、サービスロボットを使うと「無接觸で物を受け取ることができる」という特徴が、中國內(nèi)外の消費者の間で評価され、市場が瞬く間に切り開かれた。

楊さんは同僚と共に、懸命な研究を重ね、新たな成果を次々と実用化している。

「例えば、當社が開発した視覚をメインとしたマルチセンサー室內(nèi)位置測定技術(shù)を使うと、ロボットは、各階のちょっとした違いをスマートに検知できるため、迷いにくくなる」と楊さん。そして「レーザー?レーダー、サウンドセンサー、衝突センサーなどを総合的に活用して、サービスロボットがセンチメートルレベルで障害物を回避できるようになっているため、より安全で信頼性が高くなっている。弛まぬ努力を通じて、病院の薬品運搬、ホテルの物品搬送、レストランの配膳といった、複數(shù)のロボット応用シーンを開発した」と説明する。

北京三里屯太古里商業(yè)區(qū)をパトロールするスマートロボット(2022年8月27日撮影?羅偉/寫真著作権は人民図片が所有のため転載禁止)。

サービスロボット市場の規(guī)模は近年、拡大し続けている。2021年、中國のサービスロボットの生産臺數(shù)は前年同期比48.9%増の921萬4000臺だった。ロボットが幅広く応用されるようになるにつれて、市場の専門スキルを具えた人材のニーズが高まり続けている。

北京華航唯実機器人科技股份有限公司商品研究開発部の何智勇最高技術(shù)責任者(CTO)は取材に対して、「中國の質(zhì)の高い発展のみなぎる活力が、サービスロボット応用技術(shù)者という新職業(yè)を育成し、それを拡大させたと言える。それはまた、中國のヒューマンリソース供給がさらにハイレベル、ハイクオリティへと前進していることをも示している。サービスロボット応用技術(shù)者の育成を加速させることで、人間の代わりにロボットが簡単なルーティンワークをこなせるようになるほか、創(chuàng)造性に富み、付加価値の高い大量のポストができ、雇用の構(gòu)造的問題が解決され、さらに競爭力を具えた人材チームの形成につながるだろう」との見方を示している。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語版」2023年1月18日

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