1000種熱帯植物ゲノム計畫が10日、海南省三亜市崖州灣科技城で始動した。このゲノム計畫は世界の1000種類の熱帯特色商品植物のゲノムシーケンシングとゲノムアノテーションを行い、熱帯特有植物、絶滅危懼植物、熱帯特色果物、野菜、薬用植物、観賞植物、搾油原料、商品材木、特殊な生態(tài)価値を持つ種をカバーするとともに、1000種類の熱帯植物ゲノム及び遺伝多様性データバンクを構(gòu)築し、海南熱帯雨林國家公園デジタル化管理システムを構(gòu)築する。光明日報が伝えた。

同ゲノム計畫は海南大學と貝納遺伝子科技有限公司が共同で実施する。中國農(nóng)業(yè)科學院農(nóng)業(yè)ゲノム研究所、南京農(nóng)業(yè)大學三亜研究院、浙江大學三亜研究院、華南農(nóng)業(yè)大學などが協(xié)力に參加する。

世界の熱帯植物は20萬種を超え、高等植物の60％以上を占めており、かけがえのない生態(tài)的価値を持つ。主要食糧と商品作物と比べ、熱帯商品植物には利用の高いポテンシャルがある。従來的な育種が分子育種に切り替わる時代に、1000種熱帯植物ゲノム計畫は將來の熱帯の生態(tài)環(huán)境の保護、熱帯の高効率な農(nóng)業(yè)の建設(shè)に対していずれも重要な役割を果たすことになる。

海南の熱帯植物は遺伝資源が極めて豊富で、熱帯高等植物は5000種以上にのぼり、うち希少及び絶滅危懼植物は400種余りで、國家植物保護リスト1?2級保護植物は58種あり、重要な経済的?生態(tài)的価値を持つ。現(xiàn)在、世界的な熱帯商品植物の基礎(chǔ)研究は非常に遅れており、極めて高い遺伝多様性を持つ圧倒的多數(shù)の熱帯雨林植物と希少?絶滅危懼植物のゲノムの研究を強化する必要がある。今回のゲノム計畫は海南の熱帯植物の希少性に基づき、その経済的?生態(tài)的価値と結(jié)びつけ、ゲノムの大きさと採取の難易度を參考にし、ゲノムシーケンシング及びゲノムバンク建設(shè)作業(yè)を徐々に行う。同時に一部の重要外來熱帯種を選び研究する。

海南大學と中國科學院北京ゲノム研究所（國家生物情報センター）は同ゲノム計畫の始動式でさらに、熱帯作物ゲノム?分子育種ビッグデータバンクを構(gòu)築し、國家生物情報モバイルネットワークの建設(shè)を共同でサポートすると発表した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年2月13日