米國(guó)に貸與されていたパンダ「丫丫」が間もなく帰國(guó)　その體調(diào)は？

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版　2023年04月25日15:22

20年の期限付きで中國(guó)から米國(guó)のメンフィス動(dòng)物園に貸與されていたジャイアントパンダ?丫丫（Yaya）が間もなく、中國(guó)に帰國(guó)することになっており、中國(guó)國(guó)內(nèi)外で、「丫丫」の體調(diào)や帰國(guó)の準(zhǔn)備などに対する注目が高まっている。新華社が報(bào)じた。

「丫丫」の現(xiàn)在の體調(diào)は？

メスのパンダ「丫丫」は、2000年8月3日に北京動(dòng)物園で生まれ、まだ2歳だった2003年4月に米國(guó)へ貸し出され、メンフィス動(dòng)物園で暮らすようになった。

メンフィス動(dòng)物園のコートニー?ジャニー首席ズーロジカル?オフィサーは、「『丫丫』はやせ型で、ここ數(shù)年ずっと皮膚病を患っていたが、年を追うごとにそれが広がっていった」と説明している。

メンフィス動(dòng)物園は2021年初めに、「『丫丫』は栄養(yǎng)失調(diào)やその他醫(yī)學(xué)的問(wèn)題を抱えているわけではない」とし、季節(jié)によって「丫丫」の毛が抜け落ちてしまうことで、その見(jiàn)た目が人々のイメージする丸々と太り、ふさふさの毛皮に覆われているというパンダのイメージとは異なる姿になってしまう點(diǎn)について説明を行っていた。

また今年2月には、中國(guó)の専門(mén)家グループが渡米してメンフィス動(dòng)物園を訪問(wèn)し、「丫丫」の健康狀態(tài)を現(xiàn)場(chǎng)でチェックし、「丫丫」は皮膚病が原因で毛は抜け落ちているものの、食欲は良好で糞便の狀態(tài)も正常で、體重は安定していることを確認(rèn)した。

「丫丫」のメンフィス動(dòng)物園での暮らしは？

メンフィス動(dòng)物園のローレン?カスキ園長(zhǎng)によると、「丫丫」には複數(shù)の種類(lèi)の竹をエサとして與えており、「丫丫」の食べる量は季節(jié)によって異なるという。また動(dòng)物園は「丫丫」におやつとしてサトウキビやブドウ、ビスケットなども與えているという。

「丫丫」に與える竹をチェックする北京動(dòng)物園の職員(4月12日撮影)。

メンフィス動(dòng)物園のスタッフによると、「丫丫」はユーモラスで、人懐っこいパンダだとしている。

飼育員のクロスフィールドさんは毎日、「丫丫」と會(huì)うとまず、前屈みになって自分の髪の香りを「丫丫」に嗅がせるといい、「『丫丫』はとても個(gè)性的で、行動(dòng)で私のシャンプーの香りが好きか、嫌いかを教えてくれる」と話す。

北京動(dòng)物園の獣醫(yī)は、「メンフィス動(dòng)物園には整った管理體系と実施マニュアルがあり、飼育員が毎日、エサを與えた時(shí)間や種類(lèi)、重さ、『丫丫』の糞便の狀況などを記録している。また、獣醫(yī)が定期的に、口腔內(nèi)検査を行い、『丫丫』の血液や糞便、尿、毛などを採(cǎi)取して、検査しているほか、『丫丫』が健康診斷に協(xié)力するよう、定期的に訓(xùn)練を行っている。これらのデータは毎月の健康報(bào)告や健康診斷報(bào)告に記録されて、定期的に中國(guó)に提供されている」と説明する。

帰國(guó)のためにどんな準(zhǔn)備を？

2013年に「丫丫」の貸與期間10年が満了し、中國(guó)と米國(guó)は10年延長(zhǎng)することで合意した。そして昨年12月、メンフィス動(dòng)物園は「丫丫」を中國(guó)に返還し、協(xié)議に基づき、20年に及んだ共同研究を終えると発表した。

北京動(dòng)物園が派遣したパンダの飼育や診療において豊かな経験をもつ獣醫(yī)と飼育員が3月16日、メンフィス動(dòng)物園に到著。「丫丫」の暮らしぶりや習(xí)性、飼育狀況を把握した。

北京動(dòng)物園の獣醫(yī)は、「メンフィス動(dòng)物園の飼育の詳細(xì)や飼育環(huán)境の全體像を把握した。また、『丫丫』の給餌方法、エサの配分、訓(xùn)練、健康診斷などを把握し、『丫丫』とある程度觸れ合った」と説明する。

「丫丫」をチェックする北京動(dòng)物園とメンフィス動(dòng)物園の職員(4月11日撮影)。