毎年7月から8月にかけて、青蔵（チベット）高原北西端に接する細(xì)長(zhǎng)い形の地域?交通路「河西回廊」にある祁連山脈の麓では、菜の花畑が1萬(wàn)ムー（1ムーは約6.7アール）にわたって広がる。その間を高速列車(chē)が走る風(fēng)景を見(jiàn)ると、何とも言えない爽やかな気分になる。

全長(zhǎng)1786キロの蘭新高速鉄道は、東の甘粛省蘭州西駅から、青海省西寧市を経て、河西回廊を通過(guò)し、張掖市、嘉峪関市を経て、新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)へと繋がっている。

中國(guó)各地で厳しい暑さとなる中、山々が連なる祁連山脈の麓は涼しく過(guò)ごしやすい場(chǎng)所だ。蘭新高速鉄道の列車(chē)に乗り、南東から北西へと進(jìn)むと、少しずつ降水量が減り、車(chē)窓から見(jiàn)える風(fēng)景が田園風(fēng)景から草原へと変わり、やがてゴビ砂漠の雄大な景色へと変わっていき、ワクワクした気分をずっと味わうことができる。

高速列車(chē)「復(fù)興號(hào)」に乗って青蔵(チベット)高原を走ると、どんな體験ができるのだろう？2022年7月に、青海省と西蔵（チベット）自治區(qū)を結(jié)ぶ青蔵鉄道の西寧‐格爾木（ゴルムド）區(qū)間で、アップグレート工事が著工。それから1年が経ち、時(shí)速160キロの「復(fù)興號(hào)」高速列車(chē)が運(yùn)行し始め、西寧から格爾木に5時(shí)間半で行けるようになった。

西寧市から高速列車(chē)に乗って西に向かい、天峻県に入ると、大草原で牛や羊の群れが草を食む景色が広がり、さらに、青い空と同じように真っ青な青海湖の景色を見(jiàn)ることができる。その後、中國(guó)最大の塩湖?察爾汗(チャルハン)塩湖を通過(guò)して、最終的に「高原の寶石」と稱(chēng)えられる格爾木に到著する。車(chē)窓から見(jiàn)える景色はどれも絵に描いたような絶景で、まばたきする時(shí)間も惜しくなるような美しい景色を堪能することができる。

特殊な地理的條件や高い標(biāo)高の下で大自然が作り上げた草が生い茂る原野、美しい山や川、ゴビ砂漠、雪山、高原などの間を列車(chē)が駆け抜ける姿は、中國(guó)ならではの絶景だと言えるだろう。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年7月28日