「1人1時(shí)間50元（1元は約20.0円）、メイクは20元加算。美的センスがあり、どんなタイプの寫(xiě)真もOK……」。最近、大手SNSプラットフォームで、こんなうたい文句の「付き添いフォト」サービスがブームになっている。

「付き添いフォト」とは何か。その名の通り、依頼者に付き添いつつ寫(xiě)真撮影をするサービスだ。サービス提供側(cè)は依頼者と一緒に遊んだり観光したりし、景勝地を紹介し、寫(xiě)真撮影のルートを計(jì)畫(huà)する上、全プロセスで寫(xiě)真を撮り旅行を記録する役目を擔(dān)い、プロにも負(fù)けない寫(xiě)真の修正も行い、顧客のニーズを満たす。

SNSプラットフォームで「都市名＋付き添いフォト」と検索すると、サービス提供者が出した広告の書(shū)き込みが數(shù)多く見(jiàn)つかる。そこには所在都市、自己紹介、撮影機(jī)材の型番、料金、受注のスタイルなどの情報(bào)が含まれていることが一般的で、美しい見(jiàn)本寫(xiě)真も添えられている。人気のものだと、1-2ヶ月待ちというところもある。

このビジネスが若者の間で人気を集めているのはなぜか。それはこのサービスがSNS上での「ゆるいつながり」と料金の安さを特徴としているからだ。

取材したところ、プロが撮影する「出張撮影」や「蕓術(shù)寫(xiě)真」などのサービスと異なり、「付き添いフォト」サービスの提供者は時(shí)間に余裕があり、美的センスを持つ依頼者の同年代の人であるため、依頼者の感情ニーズや撮りたい寫(xiě)真ニーズをよくわかっている。「付き添いフォト」の価格は時(shí)間単位で計(jì)算することが一般的で、都市によって開(kāi)きが大きく、平均すると1時(shí)間あたり50元になる。メイクや畫(huà)像修正などの追加費(fèi)用は數(shù)元から數(shù)十元ほどだ。依頼者は100元ほど払えば、誰(shuí)かとつながりたいというニーズが満たせて、美しく撮れた寫(xiě)真も手に入る。

多くのネットユーザーが「付き添いフォト」は費(fèi)用が安く、メリットが大きいと評(píng)価している。サービス提供者はお小遣い稼ぎになる一方で、依頼者のほうも旅の道連ができ、専屬のカメラマンに寫(xiě)真を撮ってもらえるうえに、ガイドもしてもらえる。特に自分が住んでいる所以外の場(chǎng)所に旅行に出かけた時(shí)には、このサービスのコストパフォーマンスの高さが際立つ。

実際、「付き添いフォト」は旅行によってブームになったことも確かだ。あるブロガーがこのサービスを利用した動(dòng)畫(huà)をSNSで公開(kāi)したところ、數(shù)百萬(wàn)件の「いいね」が集まった。このブロガーが一人旅で80元払って「付き添いフォト」を頼んだところ、サービス提供者は自身の撮影機(jī)材を使い、ポーズのアドバイス付きで寫(xiě)真を撮影してくれ、一人旅では自分で寫(xiě)真をうまく撮れないという問(wèn)題が解決されただけでなく、オリジナルの美しい寫(xiě)真を旅行の記念に殘すことができたという。これを見(jiàn)た數(shù)多くのネットユーザーが「このビジネスモデルは素晴らしい」とコメントし、「たった80元なのに、自分が1800元払って寫(xiě)真スタジオで撮ってもらったものと変わらない出來(lái)映え」、「すごくお値打ち！」などの聲も寄せられた。

しかし江蘇運(yùn)通弁護(hù)士事務(wù)所の弁護(hù)士は、「『付き添いフォト』は新たに登場(chǎng)した業(yè)態(tài)として、規(guī)範(fàn)化されていないなどの問(wèn)題がある。サービスを提供する側(cè)も受ける側(cè)も、安全の意識(shí)を持たなければならない。実際に會(huì)う前にお互いのニーズを、とりわけ金銭に関わる事項(xiàng)を文書(shū)の形で明確にしておくべきだ。また女性のサービス提供者もしくは依頼者は身の安全に注意する必要がある。人から見(jiàn)えない場(chǎng)所、人のいない場(chǎng)所での寫(xiě)真撮影は避けるべきだ」と注意を促している。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年8月15日