旅行サイト?攜程網(wǎng)が発表した「2024年清明節(jié)（先祖を祭る中國(guó)の伝統(tǒng)的な祭日、今年は4月4日）観光予測(cè)洞察」によると、清明節(jié)に合わせて3連休となった4-6日、飛行機(jī)チケットやホテルといった旅行商品の予約が急増し、花見(jiàn)を目的としたドライブ旅行などが主流となった?；ㄒ?jiàn)が楽しめる景勝地の前売りチケットの販売件數(shù)は前年同期比で6倍以上増となった。

清明節(jié)から二十四節(jié)気の6番目「穀雨」までの期間は、春の新茶の摘採(cǎi)時(shí)期となる。今年の春、中國(guó)では、茶文化をじっくりと楽しめる茶摘み體験を目的とした旅行が大人気となっている。旅行情報(bào)サイトの「馬蜂窩」が発表している統(tǒng)計(jì)によると、今年の春は、茶畑を散策したり、春の新茶を飲んだりできる場(chǎng)所に旅行へいくことが新たなトレンドとなっており、前年同期比110％増と人気度が高まっている。

貴州省余慶県松煙鎮(zhèn)二竜村の広大な茶畑では今、桜が満開(kāi)となっている。近年、同村の茶畑は公園に、茶生産エリアは景勝地に、茶の木が植えられた山は増収をもたらす山へと様変わりするなど、茶と観光の融合が村の発展を牽引している。余慶県松煙鎮(zhèn)の民泊施設(shè)「玉河茶荘」の責(zé)任者?張瑜さんは、「ここ數(shù)日、利用客が激増している。茶摘みを體験したり、花見(jiàn)をしたりしに來(lái)る観光客が非常に多く、民泊施設(shè)は予約でいっぱい」と説明する。

今年の春、伝統(tǒng)文化をテーマとしたイベントが中國(guó)全土の大?小都市で數(shù)多く開(kāi)催されている。素晴らしい文化の祭典を通して、観光客は春を満?jiǎn)摔工毪韧瑫r(shí)に、優(yōu)秀な中華伝統(tǒng)文化もじっくりと楽しむことができる。

河南省洛陽(yáng)市では今、牡丹の花が咲き誇っており、観光客が押し寄せている。第41回牡丹文化フェスティバルが4月1日に開(kāi)幕し、詩(shī)人?白居易が「花開(kāi)き花落ちる二十日、一城の人皆狂うがごとし」と詠んだように、市內(nèi)は活気であふれている。天津から來(lái)たという女性?陳さんは、「街中では漢服を著ている人をあちらこちらで見(jiàn)かける。みんな洛陽(yáng)の古城の文化の趣を體感したいと思って來(lái)ている」と話(huà)していた。

香港特別行政區(qū)から來(lái)たという男性?林さんは、「洛陽(yáng)は文化の息吹が色濃く、花もとてもきれい。牡丹や桜、桃のほかにもたくさんの花を見(jiàn)ることができる。一度の旅行でたくさんのものを見(jiàn)ることができ、來(lái)た価値があった」と語(yǔ)っていた。

業(yè)界関係者は、「今年の春に大人気となっている花見(jiàn)旅行や茶摘み體験などは、中國(guó)伝統(tǒng)の要素が詰まっているほか、現(xiàn)代の旅行の特色とも組み合わせられており、現(xiàn)代の人々が健康的な暮らしを追求し、伝統(tǒng)文化を愛(ài)していることを反映し、文化観光産業(yè)の発展が今後加速するだろう」との見(jiàn)方を示している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年4月7日