中國には最近、大勢の外國人観光客が押し寄せており、「ChinaTravel」が世界的なホットワードになっている。訪中する外國人観光客が急増している背景には、訪中の利便性が高まり、中國が査証（ビザ）免除措置の対象とする國が増え続けていることが挙げられる。

中國外交部（外務(wù)省）領(lǐng)事司が6月25日に発表した情報(bào)によると、中國はビザ免除措置対象國に、ニュージーランド、オーストラリア、ポーランドを加えることを決定した。2024年7月1日から2025年12月31日までの1年半の間、これら3ヶ國の一般旅券（パスポート）所持者は、中國でのビジネス、旅行?観光、親戚や友人の訪問、及びトランジットにおいて、15日間を超えない場合、ビザなしで入國することができるようになる。

海外のプラットフォームのデータによると、このニュースが報(bào)道された後、ニュージーランド、オーストラリア、ポーランドでは中國関連のキーワードの検索回?cái)?shù)が瞬く間に激増した。予約関連のデータによると、それら3ヶ國では、夏の中國旅行の予約數(shù)が前年同期比で4割増となっている。

このように「ChinaTravel」が世界的なホットワードになっており、実際に中國に旅行に來た観光客が撮影した動(dòng)畫も海外のソーシャルメディアで人気を集めている。それらの動(dòng)畫を見ると、「街中が非常に靜か」というのが、多くの外國人観光客の中國に対する第一印象となっていることが分かった。

例えば、南アフリカ人観光客は、「上海はとても賑やかで、混雑している都市だと思っていたけど、実際に來てみたら、とても靜かだった。ほとんどの車が電気自動(dòng)車で、バイクも電動(dòng)式。全く音が出ていない」と話している。

また、スマホ決済や便利な公共交通機(jī)関、安全なども、外國人観光客の間でしばしば話題に上っている。

例えば、中國を旅行したというある米國人観光客は、「寺を観光していた時(shí)に、スマホと充電器をベンチに置き忘れたことを突然思い出した。その時(shí)すでに10分くらいは経っていたけど、忘れていた場所に戻ったら、ある女性が保管してくれていた。本當(dāng)に親切」としている。

中國旅游研究院が最近発表した報(bào)告によると、外國人観光客による中國に向かうエアチケットや宿泊施設(shè)などの検索回?cái)?shù)が目に見えて増えており、中國旅行のポテンシャルがこれまでになく高まっている。國際線の回復(fù)が続き、入國が一層円滑化されているのを背景に、今年の中國のインバウンド市場は上昇カーブを描き続けることになりそうだ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年7月1日