世界のエレクトリック?ギターの3本に1本は、山東省濰坊市昌楽県鄌郚鎮(zhèn)で生産されている。北米やアフリカなどから輸入した木材と、中國の浙江省や広東省などで製造されたパーツが毎日、鄌郚鎮(zhèn)のクラフトマンの手で丁寧に組み合わされ、人の心に響く音色を奏でるエレクトリック?ギターが次々と作り上げられている。出來上がったギターは海を渡り、世界各地へと輸送されている。

寫真提供?新華社

鄌郚鎮(zhèn)で楽器産業(yè)が起こったのは1970年代初期のことだ。昌楽県楽器協(xié)會の責任者は、「農(nóng)業(yè)に依存した構造を変えるために、昌楽県は1972年に楽器工場を建設し、月琴や京胡といった中國の伝統(tǒng)楽器の生産を始め、楽器産業(yè)の道を歩むようになった」と振り返る。

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1978年の改革開放以降、外資系企業(yè)が昌楽県の産業(yè)基盤に目を留め、次々とやって來るようになった。1993年末、中國と韓國の合弁會社?山東ミューズ楽器公司が鄌郚鎮(zhèn)で立ち上げられた。當初はアコースティック楽器製造がメインだったが、やがて電子楽器製造へと舵が切られ、鄌郚鎮(zhèn)が韓國に派遣して技術を?qū)Wんだ數(shù)十人が技術的な柱となったほか、工場を経営する人も出てきた。こうして、鄌郚鎮(zhèn)のエレクトリック?ギター産業(yè)は少しずつ発展してきた。

50年以上の発展を経て、鄌郚鎮(zhèn)は今、最先端の生産技術を持ち、多くの熟練工を擁するだけでなく、エレクトリック?ギターのトータル産業(yè)チェーンも形成されている。

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鄌郚鎮(zhèn)の総人口は8萬人足らずだが、5000人以上が楽器産業(yè)に従事しており、年収は一人當たり平均約8萬元（1元は約21.6円）に達する。エレクトリック?ギターを含む楽器の生産は、現(xiàn)地の住民の主な収入源となっている。

今、鄌郚鎮(zhèn)には楽器生産及びパーツ加工企業(yè)が108社あり、エレクトリック?ギターを年間200萬本、パーツを年間500萬セット生産している。その生産量は中國のエレクトリック?ギター生産量の4割、世界の生産量の3割を占め、130以上の國や地域に輸出され、年間売上高は10億元以上に達している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年1月7日