1964年、中國輸出入商品交易會（広州交易會）のプラットフォームを通じて「クラウン」が初めて中國市場に登場したことにより、トヨタと中國の深い縁が結ばれた。2024年には中國の二酸化炭素（CO2）排出量ピークアウトとカーボンニュートラルの目標に焦點を當てて初めて日本以外のエリアに建設した燃料電池の開発?製造専用工場が、北京で稼働を開始した。

トヨタの中國法人である豊田汽車（中國）投資有限公司の劉鵬副社長は、「この60年間を振り返ると、トヨタは中國自動車産業(yè)が黎明期から発展期にいたり、さらには世界をリードするまでの全過程を幸運にも見屆け、これに參加することができた。この60年間、1臺の自動車を輸出するところから全産業(yè)チェーンでの事業(yè)展開へ、ガソリン車の製造から複數(shù)の技術ロードマップによる新エネルギー自動車へ、技術導入から現(xiàn)地開発へ、自動車産業(yè)から社會公益事業(yè)へと、トヨタは『中國式継承と進化』の道を歩んできた」と述べた。

中國は新たな歴史的出発點に立ち、ハイレベルな対外開放の姿勢で、世界中の企業(yè)からの投資を呼び込んでいる。製品販売から現(xiàn)地経営へ、さらには中國市場に軸足を置いた世界へのサービス提供へという展開が、ますます多くの外資系企業(yè)の中國に根を下ろすための戦略となっている。

劉副社長は、「対外開放の受益者としてのトヨタは、完成車の製造?販売、技術開発、部品生産、資源リサイクル、金融サービスなどの分野で、いまだかつてないほど大きな発展の成果を上げた」と述べた。

現(xiàn)在、中國の自動車産業(yè)は電動化?スマート化の発展の波に乗り、世界の自動車産業(yè)をリードする存在となっている。このような背景の中で、トヨタは先端技術の現(xiàn)地開発を一層強化し、産學研（産業(yè)、大學、研究機関）が連攜して行う共同研究の分野で中國でのパートナーシップを拡大し続けている。電動化、スマート化、モビリティなどの分野でより多くの中國企業(yè)との連攜を通じて、中國市場のニーズに合ったスマート電動化新車種を共同で開発?製造し、中國のユーザーに適した移動交通サービスを探求し、企業(yè)の社會的責任を履行し、長期的な価値の実現(xiàn)に努めている。

劉副社長は、「新たな発展トレンドと歴史的チャンスを迎える中、トヨタは目下、中國での発展戦略の調整を加速させている。先進技術の現(xiàn)地開発を強化する一方で、中國への投資を引き続き拡大し、志を同じくするより多くのパートナーとの協(xié)力を深めていく。外資系企業(yè)として、中國に根を下ろし、中國社會のために幸福を量産し、中國の自動車産業(yè)と共に発展することが、トヨタの変わらない目標だ」と語った。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年4月22日