今年の「労働節(jié)（メーデー、5月1日）」連休には、文化観光市場が需要?供給ともに活況を呈し、インバウンド市場も大いに盛り上がった。國家移民管理局がまとめたデータによると、今年の連休に全國の出入境（國）管理機(jī)関は中國內(nèi)外の延べ1089萬6000人をサポートし、1日平均では前年同期比28.7％増の延べ217萬9000人となった。そのうち外國人は同43.1％増の延べ111萬5000人に上り、この4割を超える成長率は、1つの側(cè)面からグローバル観光市場における中國の強(qiáng)い魅力を物語っている。

「労働節(jié)」連休のインバウンドがこれほど盛り上がったのはなぜか。

■中國観光市場が持つユニークな魅力

中國には豊富な観光資源があり、壯大で美しい自然の景観だけでなく、悠久の歴史や文化も併せ持つ?，F(xiàn)在、訪中外國人観光客は、素晴らしい景色を楽しむだけでなく、深い文化體験により関心を抱くようになった。陝西省西安市の文化商業(yè)エリア「大唐不夜城」では、數(shù)多くの外國人観光客が漢服や中國風(fēng)メイクを體験したり、書道や拓本を?qū)Wんだりし、さらには人気歴史テレビドラマ「長安十二時辰」をベースにした沒入型マーダーミステリーに參加する人もいた。上海市の朱家角古鎮(zhèn)では、外國人観光客が江南地方のかぎ針編み、江南水郷の提燈製作、伝統(tǒng)織物の染色など、さまざまな無形文化遺産を體験し、中國伝統(tǒng)文化の趣を味わっていた。

■政策によるサポート

2024年12月17日、同局はトランジットビザ免除政策を全面的に緩和し、54ヶ國の國民を?qū)澫螭?、ノービザで最大240時間（10日）滯在できるようにするとともに、政策の適用対象となる出入境審査所をさらに増やし、外國人観光客が滯在を認(rèn)められたエリア內(nèi)で省を跨ぐ旅行をすることも可能とした。こうした一連の政策により、訪中外國人観光客は滯在できる時間が長くなっただけでなく、活動できるエリアも大幅に広がったため、ますます多くの外國人観光客が中國を訪れるようになった。

■メイド?イン?チャイナの魅力

メイド?イン?チャイナの文化クリエイティブ記念品、衣類?靴類、電子製品などさまざまな商品が、訪中外國人観光客の「爆買い」の対象となっている。浙江省義烏市のある店舗の責(zé)任者姚寶娟さんは、「中國製品は物がよく価格も手ごろで、外國人観光客にとても人気がある」と話した。

支付寶（アリペイ）プラットフォームを見ると、浙江省義烏市の日用品雑貨卸売市場、深セン市の華強(qiáng)北市場、広州市の國際軽紡城などが、ますます多くの外國人を引き寄せていることがわかる。連休最初の3日間では、インバウンド観光客が支付寶を利用して支払った消費額は前年同期比で180％増加した。攜程旅行網(wǎng)のデータによると、同連休のインバウンド旅行予約件數(shù)は上海市で同138％増、深セン市で同188％増、義烏市で同60％増となった。

中國がビザの緩和、インバウンド向けサービス、特徴的な旅行商品などに注力し続けることで、より多くの外國人観光客が中國を訪れるようになるだろう。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年5月12日