広州稅関の15日の情報(bào)によると、同稅関が獨(dú)自開発した中國(guó)稅関初の放射線検知「ロボット犬」が、広東省仏山市高明區(qū)の珠江貨物埠頭や順徳區(qū)の北滘港などで正式に導(dǎo)入された。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

このロボット犬を操作して輸入コンテナの放射性物質(zhì)を検査している広州稅関の職員。畫像提供：広州稅関

このロボット犬は全長(zhǎng)65センチメートルで、放射線検知、ガス検知、映像監(jiān)視、溫度?濕度モニタリングなど5種類のセンサーと機(jī)能モジュールを搭載。音聲?映像記録機(jī)能も備えており、放射線検知、現(xiàn)場(chǎng)巡回、検査補(bǔ)助、自律追従、サンプル積み込みなどの機(jī)能を持ち、稅関職員の特定の管理作業(yè)を支援するために使用される。特に、稅関職員が遠(yuǎn)隔操作によって放射性貨物の検査や狹小空間の安全チェックなど、高リスクの作業(yè)を行う際に活躍する。

仏山市高明區(qū)の珠江貨物埠頭ではこのほど、放射線アラームが作動(dòng)した輸入コンテナに対して、ロボット犬が投入された。ロボット犬はコンテナの10カ所をそれぞれ3回ずつサンプリングを行い、取得したデータを標(biāo)準(zhǔn)データと自動(dòng)で照合することで、放射性源の正確な位置を特定し、放射線量を測(cè)定することができた。

また、貨物から約20メートル離れた管理區(qū)域では、広州稅関所屬の仏山稅関職員がリモコンでロボット犬を操作し、リアルタイムで送られてくる映像や検査データを確認(rèn)した。検査の結(jié)果、コンテナ周辺のγ線の線量當(dāng)量率は、0.11μSv/hから16.6μSv/hに上昇しており、これは輸入地の自然放射線レベルの150倍を超えていた。

広州稅関通関地監(jiān)督処の監(jiān)督裝備科副科長(zhǎng)の李龍海氏は、「これまで、放射性物質(zhì)を含む疑いのあるコンテナを検査する際、職員は放射線源の位置を特定するために、コンテナの少なくとも10カ所のポイントでグリッド検出を行う必要があり、長(zhǎng)時(shí)間を要していた。長(zhǎng)時(shí)間の接觸により放射線被害を受ける可能性があった。ロボット犬はこうした高リスク作業(yè)を効果的に補(bǔ)助できる」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年5月16日