新疆?霍爾果斯公路通関地で、出國(guó)するために並ぶ移送ドライバーの高雲(yún)さん（5月29日に撮影）。高さんの後ろにも輸出を待つ自動(dòng)車が見(jiàn)える。（撮影?王菲）

霍爾果斯（コルガス）は、モンゴル語(yǔ)では「キャラバンが通る場(chǎng)所」、カザフ語(yǔ)では「富が集まる場(chǎng)所」という意味がある。昔、シルクや陶磁器といった物品をラクダにたくさん載せたキャラバンが、シルクロードの重要な通過(guò)地點(diǎn)である霍爾果斯を通って、東洋と西洋の貿(mào)易や文化交流の「架け橋」となっていた。そして今、新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)の霍爾果斯市は、中國(guó)最大の自動(dòng)車陸路輸出通関地となっており、新たな「キャラバン」が中國(guó)製の自動(dòng)車を中央アジアへと運(yùn)び、その世界進(jìn)出をバックアップしている。

この新たな「キャラバン」は、「橋渡し人」と呼ばれる移送ドライバーたちだ。中國(guó)で製造された新車を運(yùn)転して、霍爾果斯から出國(guó)し、カザフスタン側(cè)の指定の場(chǎng)所に車を停め、引き渡しと検収が終わると、國(guó)境を超えるバスに乗って中國(guó)へと戻る。

中國(guó)とカザフスタンが相互ビザ免除措置を?qū)g施して以降、両國(guó)の稅関や出入國(guó)検査所といった當(dāng)局の取り組みを経て、より円滑で柔軟性のある「運(yùn)転して自動(dòng)車を輸出」というスタイルが実現(xiàn)し、多くの移送ドライバーが誕生した。

従來(lái)の大型キャリアカーによる輸送と比べると、移送ドライバーを通した引き渡しは柔軟性に富み、効率が高く、コストも安いため、自動(dòng)車の価格などの面でより高い競(jìng)爭(zhēng)力を確保できる。このようなスタイルは、國(guó)外の自動(dòng)車輸入業(yè)者の間で好評(píng)を博している。統(tǒng)計(jì)によると、2024年、移送ドライバーによる輸送スタイルを採(cǎi)用したことで企業(yè)が削減したコストは1億5000萬(wàn)元（1元は約20.1円）に上り、移送ドライバーの収入は合わせて9000萬(wàn)元以上に達(dá)した。移送ドライバーが誕生したことで、現(xiàn)地では多くの雇用も創(chuàng)出され、新疆以外からも労働者が流れ込んでいる。

早朝になると、移送ドライバーの高雲(yún)さん（45）は通関地に來(lái)て、その日の仕事を始める。まず、車両と書(shū)類をきちんとチェックし、その後、細(xì)心の注意を払いながら車両を運(yùn)転してカザフスタンに向かう。

中國(guó)の新エネ車産業(yè)が発展するにつれて、中央アジアでは、中國(guó)製自動(dòng)車のニーズが高まり続けている。そして、カザフスタンの街中の至る所で、中國(guó)製の新エネ車を目にすることができる。高さんは、「中國(guó)製の新エネ車はここ數(shù)年、海外で人気が高まり続けている。そのような事業(yè)に関與できているので、とてもやりがいがある」と笑顔で語(yǔ)った。その言葉の節(jié)々から誇りがあふれていた。

霍爾果斯出入境?國(guó)境検査所の統(tǒng)計(jì)によると、6月13日の時(shí)點(diǎn)で、今年に入ってから移送ドライバーを通して霍爾果斯通関地から輸出された自動(dòng)車は、前年同期比21.6％増の5萬(wàn)6000臺(tái)に達(dá)した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年6月16日