6月11日に開幕した第11回中國（上海）國際技術(shù)輸出入交易會（上交會）には、世界の20近くの國?地域および1000社を超えるテクノロジー企業(yè)が參加した。會場の中央展示ブースでは、東華大學(xué)の先進(jìn)繊維材料國家重點(diǎn)実験室が獨(dú)自に開発した「月面土壌原位置製造バサルト繊維モジュール裝置」が展示された。中國青年報が伝えた。

月の土壌から作られた繊維のサンプル。畫像提供：東華大學(xué)

東華大學(xué)教授で博士課程指導(dǎo)教員を務(wù)める同実験室のメンバーである汪慶衛(wèi)氏は、「當(dāng)大學(xué)の朱美芳院士、成艶華氏、汪慶衛(wèi)氏らのチームは、月探査機(jī)『嫦娥5號』が持ち帰った実際の月の土壌500ミリグラムを入手。その成分と特性を基に模擬月面土壌を自作し、1400?1500℃の高溫溶解と真空牽引技術(shù)を用いて、直徑わずか10?20マイクロメートル（人間の髪の毛の約5分の1?6分の1）の超極細(xì)繊維を作り出すことに成功した。さらに、月面での利用を想定し、研究チームは深宇宙環(huán)境に適応可能な月面土壌繊維の自動製造裝置を自ら開発。これにより、無人?真空?低重力という月面環(huán)境に対応できるようになった」と説明した。

この開発過程では東華大學(xué)は三つの「初」を達(dá)成したことが分かった。まず、エネルギー利用の面で、月面にある豊富な太陽エネルギーを活用し、世界で初めて直流電力の特性を用いた模擬月面土壌繊維を作り上げた。次に、世界で初めて真空環(huán)境下での繊維引き伸ばしを?qū)g現(xiàn)。この作業(yè)の難點(diǎn)は、裝置材料の選定や高溫溶融物の溶融?伝熱に未知の狀況が存在することだった。最後に、月面土壌繊維の自動成形も世界初の試みであり、裝置は自動牽引機(jī)能を備え、溫度?溶融體の粘度や牽引速度などを精密に制御することで、月面土壌繊維の自動成形を可能にしている。（編集ES）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年6月16日