中國侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀(jì)念館は14日、中國侵略日本軍の細(xì)菌戦に関わった部隊である「1644部隊」隊員の情報を記録した公文書「留守名簿」を入手した。新華社が伝えた。

同館の周峰館長は、「日本の中國侵略戦爭の期間に、南京で1644部隊が編成され、細(xì)菌兵器を製造する工場を建設(shè)し、細(xì)菌兵器の実験を行い、さらには細(xì)菌兵器を戦場に投入して、中國の軍人と民間人を大量に虐殺し、人々を激怒させる人道に対する罪を犯した。當(dāng)館には中國侵略日本軍1644部隊の細(xì)菌兵器実験の被害者の遺骨、同部隊が使用したメス、バッジ、寫真などの資料が所蔵されている。今回、1644部隊の完全版『留守名簿』が南京に戻り、日本の軍國主義の細(xì)菌戦発動という罪に動かぬ証拠があることが改めて明らかになった。中國は中國侵略日本軍1644部隊の名簿の収蔵を契機として、公文書?資料を深く掘り下げるとともに、展示?陳列と歴史教育に活かし、史実を通じて歴史を伝え、真実を明らかにし?、第二次世界大戦についての正しい歴史観を発揚し、人類の正義と平和を守り抜いていく」と述べた。

1644部隊の研究に長年攜わってきた南京大學(xué)歴史學(xué)院の呂晶準(zhǔn)教授は、「2冊の1644部隊の完全版『留守名簿』は、隊員の本名や詳しい個人情報を明らかにするもので、この部隊を系統(tǒng)的に研究する上で信頼性の高い資料を提供しただけでなく、中國侵略日本軍の細(xì)菌戦システムをより一層明らかにするための基盤となる。また、南京と所屬支部所在地にある1644部隊の跡地は今も殘されており、こうした跡地の保護(hù)を推し進(jìn)め、さらに集合的記憶の再構(gòu)成と平和教育の踏み込んだ展開を促進(jìn)しなければならない」との見方を示した。

日本の國立公文書館は5月14日、中國侵略日本軍細(xì)菌戦部隊1644部隊の『留守名簿』を初めて公開した。この資料が公開されたことを知った中國侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀(jì)念館は資料の引き渡しを積極的に申請し、日本の有識者の協(xié)力の下、今月14日についに完全版を入手することができた。

中國侵略日本軍細(xì)菌戦部隊「1644部隊」隊員の遺族?竹上勝利さんは、「1644部隊について知られていることはまだ非常に少ない?！毫羰孛尽护_されたことで、中日両國の學(xué)者による共同研究が進(jìn)むことを願う」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年6月17日