大手會計事務(wù)所KPMGがこのほど初めて発表したペット産業(yè)に関する報告書「2025年中國ペット産業(yè)市場報告――『ペット経済』の消費高度化と市場インサイト」によると、中國のペット飼育頭數(shù)は2024年に4億3000萬頭に達した。KPMG中國圏小売?消費財業(yè)界主管パートナーの林啓華さんはこのほど取材に対し、「中國のペット産業(yè)は今、高度成長期にあり、極めて大きな成長のポテンシャルを示している」と述べた。

同報告書によれば、中國のペット飼育頭數(shù)は24年に4億3000萬頭に達し、都市部におけるペットの犬?貓の數(shù)が1億2000萬頭に達しているという。

林氏は、「このトレンドの裏には、都市化プロセスの加速、家族構(gòu)造の小規(guī)?；?、晩婚化?晩産化、獨身者の増加といった社會現(xiàn)象が累積した結(jié)果であり、ペットは機能的な役割を果たす存在から徐々に『心のパートナー』や『家族の一員』へと変化している」と指摘した。

林氏はペット消費層について、「目下のペット消費の中心層には若年化と高學(xué)歴化の特徴が見られる。90後（1990年代生まれ）と00後（2000年代生まれ）がペットの飼い主に占める割合は6割を超え、高學(xué)歴の飼い主の割合が上昇を続けている。飼い主たちはペットの健康、幸福、個性に合ったニーズにより多くの資源を投入したいと考えており、基礎(chǔ)的な食品、用品から、高度な醫(yī)療、美容、ペットをめぐる交流、預(yù)かりなどの各種サービスまで、市場ニーズは日増しに多様化している」と述べた。

同報告書が引用したドイツのデータプラットフォームのスタティスタがまとめたデータによれば、中國のペット関連業(yè)務(wù)の市場規(guī)模は複合年間成長率が25.4％に達し、2015年の978億元（1元は約20.2円）から23年の5928億元に拡大した。予測では25年は8114億元に達する見込みという。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年6月30日