中國(guó)全土の各高等教育機(jī)関に合格した受験生たちが最近、その合格通知書を次々と披露している。そんな中、ある受験生が吉林農(nóng)業(yè)大學(xué)が打ち出した「食べられる」合格通知書を紹介し、注目を集めている。通知書には、「當(dāng)大學(xué)真菌學(xué)教授の李玉院士率いるチームが研究開発した真菌を原料とした新しいタイプの紙を採(cǎi)用して制作」と書かれている。この受験生は合格通知書を「食材」として、「鶏肉とキノコの煮込み」を作るつもりとしており、ネットユーザーの間で話題となっている。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

8月1日、吉林農(nóng)業(yè)大學(xué)の新入生募集擔(dān)當(dāng)の職員は、「合格通知書自體は食べることができない。食べることができるのは、通知書に同封しているキノコの菌糸を原料とした紙だけ。その『キノコ紙』をどう使うかは、受験生の自由で、入學(xué)時(shí)の手続きには使用しないので、自分で処理したり、記念として手元に殘しておいたりしても、手続きに影響はない」とした。

同大學(xué)の微信(WeChat) 公式アカウントによると、今年の合格通知書は赤を基調(diào)とし、內(nèi)側(cè)のページには、中國(guó)工程院の院士である、同大學(xué)の李玉教授率いる菌類科學(xué)?工學(xué)チームが研究開発した「キノコ紙」が採(cǎi)用されている。

特殊なキノコの食物繊維を使って作られたその紙は、伝統(tǒng)的な製紙工程におけるアルカリ洗浄や漂白を必要としないため、低炭素、環(huán)境保護(hù)、グリーン、健康的というメリットを兼ね備えている。この「キノコ紙」は、すべて吉林農(nóng)業(yè)大學(xué)?菌物學(xué)院の在校生が制作したといい、獨(dú)自の工夫が凝らされた唯一無(wú)二の合格通知書となっている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年8月6日