四川省都江堰市で、古生物學(xué)者が約2億年前に恐竜が殘した「時(shí)を超えた足跡」を発見(jiàn)した。

中國(guó)地質(zhì)大學(xué)（北京）地球科學(xué)?資源學(xué)院の準(zhǔn)教授で、四川自貢恐竜博物館の特任研究員でもある邢立達(dá)氏率いる専門(mén)家チームは最近、四川省都江堰市九鼎大道付近の巖壁に殘る複數(shù)の恐竜足跡を含む脊椎動(dòng)物の足跡遺跡について予備調(diào)査を?qū)g施し、最終的に20個(gè)以上の古動(dòng)物足跡化石を確認(rèn)した。これらは三畳紀(jì)後期、約2億年前のものと推定されることが12月6日、同専門(mén)家チームへの取材で分かった。

巖壁に殘された複數(shù)の恐竜足跡。（畫(huà)像提供：取材先）

邢氏は、「今回、都江堰で恐竜の足跡化石が発見(jiàn)されたのは初めてであり、恐竜の初期進(jìn)化を読み解き、古環(huán)境を復(fù)元するうえで重要な実物の手がかりとなる」と説明。

この遺跡は、都江堰市九鼎大道付近の堆積巖の巖壁に位置する。最初に発見(jiàn)したのは11月23日にこの地域をハイキングしていたアウトドア愛(ài)好家だった。その後、邢氏のチームが詳細(xì)な鑑定を行い、これらが約2億年前の三畳紀(jì)後期の地層由來(lái)であることを確認(rèn)した。

邢氏によると、予備調(diào)査の結(jié)果、この巖壁には大小さまざまな足跡が20個(gè)以上確認(rèn)され、主に三つのタイプに分類(lèi)された。中?大型の獣腳類(lèi)の足跡、小型の獣腳類(lèi)の足跡、そしてキロテリウムの足跡だ。前二者の足跡を殘したのは恐竜で、キロテリウムの足跡を殘したのは主竜類(lèi)と考えられる。

巖壁に殘されたキロテリウム類(lèi)の足跡。（畫(huà)像提供：取材先）

獣腳類(lèi)の足跡は肉食恐竜が後肢で歩行した際に殘した典型的な三本指の足跡で、趾先には一般的に鋭い爪痕が見(jiàn)られる?？指oの運(yùn)動(dòng)様式や行動(dòng)、生態(tài)を知る上で重要な遺跡學(xué)の証拠だ。一方、キロテリウムの足跡は三畳紀(jì)の原始的な爬蟲(chóng)類(lèi)が殘した足跡化石で、人の手の形に似ていることから知られ、特に第五趾（外側(cè)の指）が大きく外側(cè)へ向く特徴は長(zhǎng)らく學(xué)界の論爭(zhēng)を引き起こしてきた。その足跡を殘したのは偽鰐類(lèi)などの初期主竜類(lèi)の可能性があるとみられている。

巖壁に殘された獣腳類(lèi)の足跡。（畫(huà)像提供：取材先）

邢氏は、「この足跡化石地點(diǎn)は非常に貴重だ。少なくとも四つの地層に足跡が保存されており、この場(chǎng)所で恐竜が長(zhǎng)期間生息し、密集して活動(dòng)していたことを示している。さらにさらに驚くべきことに、研究チームは足跡周辺で、その場(chǎng)に埋まった狀態(tài)の木化石も発見(jiàn)した。倒れた木の棒や直立した直立した切り株が巖層中にそのまま殘り、2億年以上前の古環(huán)境を靜かに伝えている」と話(huà)す。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年12月8日