李克強総理は英時間18日午前、ロンドン市長官邸で英國の大シンクタンクである王立國際問題研究所と國際戦略研究所を前に講演「インクルーシブな発展の素晴らしい世界を共に築く」を行った。
李総理は「インクルーシブな発展の実現は世界各國が共通して追い求めているものだ。中國が13億國民の衣食と生活、雇用の問題をしっかりと解決し、新型の工業(yè)化、情報化、都市化、農業(yè)近代化を柱とする近代化を一歩一歩実現することは、人類史上最大のインクルーシブな発展となる。中國は人を中心とする新型の都市化を推進し、都市部と農村部の一體化、地域の協(xié)調的発展を推進する。新型の工業(yè)化の道を歩み、エコ?低炭素発展を提唱し、イノベーションによって內生的成長を駆動し、質と効率の向上によって持続可能な経済発展を促進する。中國は二の足を踏むことなく改革を推進し、政府機関の簡素化と権限の地方などへの委譲をさらに進め、構造改革を行い、資源配置における市場の決定的役割の十分な発揮と政府の役割のより良い発揮を有機的に結合し、民間の潛在的投資力を喚起し、市場參加者と億萬國民の積極性と創(chuàng)造力を引き出す。これと同時に新たな対外開放を推し進め、サービス業(yè)と內陸?國境沿いの開放拡大に力を入れ、國內外の投資家により有利な発展環(huán)境を提供し、中國が世界により良く融け込み、世界のインクルーシブな発展にも重要な貢獻を果たすようにする」と表明。
「中華民族は平和を愛する。過去30數年間の中國の発展は平和で安定した外部環(huán)境のおかげだ。平和的発展の道は中國國民に多大な利益をもたらし、國家間のウィンウィンも実現した。歴史が証明するように、戦爭は人類の知恵の失敗であり、平和は災禍と苦しみの省察の結晶だ。中國は終始揺るがず平和的発展の道を歩み、互恵?ウィンウィンの開放戦略を遂行し、近隣國と睦まじく付き合い、近隣國をパートナーとする周辺政策を堅持する。また、平和の永続する國際環(huán)境の創(chuàng)造に世界各國と共に盡力することを望んでいる。だが、もめ事を引き起こし、平和を損なう行為に対しては、力強い措置を講じて阻止し、平和、安定、安寧という世界の環(huán)境を守らなければならない」と強調した。
李総理は「先進國と途上國は世界経済の発展を推進する『ダブルエンジン』だ。先進國と途上國の互恵?ウィンウィンというインクルーシブな発展の実現が、世界各國が金融危機後の世界経済秩序を再建するうえでの共通の任務、責任となるべきだ。各國は引き続き共に困難を乗り越える精神を発揚し、改革?革新に力を入れ、マクロ政策の調整を強化し、保護主義的障壁を撤廃し、公平な競爭の行われる市場秩序の構築を推し進め、利益の共通點を拡大し続け、グローバル化の発展の成果を共に享受すべきだ」と指摘した。
元ロンドン金融シティ市長、國際戦略研究所所長は式辭で「英國は中國にとって信頼できる協(xié)力パートナー、長期的、安定的な投資目的地であり、両國関係の良き発展は雙方にとってのみならず、世界にとってプラスだ。李総理の今回の訪英は実り豊かな成果を上げた、英中関係の発展を力強く促すものだ。英國のシンクタンクは中國の改革と発展を注視しており、世界平和の維持、共同発展の促進に向けた中國の努力を稱賛する。中國が國際問題で一層の役割を発揮することを希望する」と表明した。
李総理は出席者からの質問にも答えた。
世界的に有名なシンクタンクである英王立國際問題研究所と國際戦略研究所が講演會を共催したのは今回が初めて。出席した専門家や學者300人余りは、李総理の講演に長い拍手を送った。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年6月19日
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