だが漁民たちはどうやって生計を立てるかを何よりも重要と考えており、中國政府が漁民たちを効果的に管理?監(jiān)督しようとしても、それは部外者が考えるほどやさしいことではない。事実が証明するように、漁民は「管理が難しい」人々なのだ。
中國外交部(外務(wù)?。─先毡緜?cè)に、文明的に、理性的に、法律に基づいて、公正に、適切に問題を処理するよう求めている。日本政府はこうした聲を真剣に聞くべきだ。漁民はなんといっても弱者なのであり、彼らに対して厳しい態(tài)度を取ると、日本側(cè)の思いも寄らない副作用が生じることになるので、敏感な點には決して觸れてはならない。面倒かもしれないが、中日関係が極度の緊張狀態(tài)にある今、一連の小さなトラブルを受け入れて大きなトラブルを回避することはぜひとも必要だといえる。
臺風(fēng)20號が中國漁船の安全を脅かした場合、日本は漁船の避難活動を積極的に支援するべきだ。どのような理由があるにせよ、中國漁民の生命と安全を顧みないということがあってはならない。これは國際的人道主義の下での道義的な要求であり、各國で行われている海難救助の慣例だ。中日関係は極度に緊張しているが、日本は海難に際して無責任な態(tài)度を取ってはならない。
話を中國に戻すと、政府はより斷固たる措置を取って、漁民の対外的な漁業(yè)トラブルという難問を根本的に解決する必要がある。中國は今も海で生計を立てる漁民が多く、近海の漁業(yè)資源が明らかに不足する今、他國の管轄海域に押しかけることになりやすい。こうした経済的なトラブルが増えれば増えるほど、政治的なトラブルに発展するリスクも高くなる。
海上で漁をする一部の漁民を移動させなければならず、これは難しいが必ずやらなければならないことだ。中國はアジアで実力を備えた大國であり、強國であり、漁船が頻繁に現(xiàn)れ境界を越えて漁を行おうとすれば、敏感な問題を抱えた海域で外國の法執(zhí)行者に手荒い扱いを受ける可能性がある。外國の人々であれ中國の人々であれ、一連の複雑なトラブルと中國の國力とを結(jié)びつけて考え、さまざまな誤解を抱いたり気持ちが高ぶったりしてしまう。
中國のアジアでの実力は高く、対外的な接觸には社會の底辺にいる人々も大いに関わってくる。このことが中國の対外開放において中國ならではの問題を呼び込んでいる。関連國が中國の開放から利益を得るならば、利益の中に含まれる問題もともに背負わなければならない。どこかの國が中國の漁民などに対しておおざっぱで劣悪な政策を制定するとすれば、特にその國の民族主義的な感情を持ち込んだりするとすれば、それはまったく賢いやり方だとはいえない。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年11月6日
![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386