〇専門家 微信（Wechat）?陌陌（momo）が結(jié)婚生活を破たんに導(dǎo)く新たな「キラー」に

中國法學(xué)會婚姻家庭法學(xué)研究會の専門家?盧明生氏は、離婚が増加の一途をたどっている現(xiàn)狀の裏に潛む原因について、次のような見方を示した。

最高人民法院が2011年に発表した「婚姻法司法解釈（三）」は、離婚件數(shù)がここ數(shù)年増えた重要な原因のひとつと言えよう。この司法解釈が発表された後、離婚に伴う財産分割がより簡単になった。さらに、國務(wù)院が2003年に発表した新「婚姻登記條例」では、離婚手続きが大幅に簡素化された。もはや1カ月かかる審査を待つことや、紹介狀を提出する必要がなくなった。

離婚手続きの簡素化と離婚當(dāng)事者の個人財産権の明確化のほか、中國でここ數(shù)年離婚が増え続けている主な原因として、社會のリズムが加速したことと、社會観念の変化が挙げられる。生きていく上でのプレッシャーが増大する一方で、社會保障が不足しており、夫婦間の相互理解や相互受容の力が弱まっている。また、結(jié)婚に対する考え方も、昔のように、「結(jié)婚は神聖極まりないもの」と捉えることはなくなり、「お互いに合わなければ離婚すれば良い」という風(fēng)潮が高まった。

このほか、不倫の増加も、離婚率が上昇した原因のひとつとなっている。複數(shù)の弁護士事務(wù)所によると、離婚訴訟のうち、半數(shù)以上は不倫問題が絡(luò)んでいるという。夫婦関係に問題が生じたとき、微信（Wechat）や陌陌（momo）などのSNSが、婚外関係を招くツールとなり、最終的に結(jié)婚生活を破たんに導(dǎo)く「新たなキラー」となっている。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年7月6日