中國社會(huì)科學(xué)院金融研究所と社會(huì)科學(xué)文獻(xiàn)出版社が共同で作成した「金融青書：中國金融発展報(bào)告（2016）」が2日に北京市で発表された。それによると、経済と政策の基本的側(cè)面に支えられて、2016年の人民元レートの値下がり幅には限度がある。將來の外貨準(zhǔn)備は引き続きコントロール可能な範(fàn)囲で小幅に変動(dòng)する可能性はあるが、パニックのような資本の海外流出は起こらないだろうという。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

同報(bào)告書は今年の人民元レートの動(dòng)きを展望し、「経済と政策の基本的側(cè)面に支えられて、2016年の人民元レートの値下がり幅には限度がある」との見方を示した。

対外経済貿(mào)易大學(xué)の丁志傑學(xué)長補(bǔ)佐は同報(bào)告書の発表會(huì)で、「元レートには切り下げ圧力がかかるが、切り下げの土臺(tái)は存在しない」と述べた。

同報(bào)告書は中長期的な展望として、「元の切り下げ圧力の消滅はマクロ経済の実質(zhì)的な好転にかかっている」との見方を示した。

また同報(bào)告書は、「全體として、國際資金に対する中國の長期的な吸引力は引き続き健在で、外國為替市場が絶えず開放され、元の國際化が絶えず推進(jìn)されれば、市場は元の將來性をより高く評(píng)価することになる」と指摘した。

同報(bào)告は外貨準(zhǔn)備については、「中國マクロ経済は変動(dòng)の中で底固めに向かい、國際収支は基本的にバランスが取れているため、將來の外貨準(zhǔn)備は引き続きコントロール可能な範(fàn)囲で小幅に変動(dòng)する可能性はあるが、パニックのような資本の海外流出は起こらないだろう」という。

同報(bào)告は次のように提起する。「今後、中國は國際化の流れにさらに順応し、外貨準(zhǔn)備の運(yùn)営管理能力を高め、外貨準(zhǔn)備の投資の多元化?分散化を推進(jìn)し、質(zhì)の高い資産の配分を増やすとともに、外貨準(zhǔn)備を積極的に利用して経済発展を支え、安全で、流動(dòng)的で、価値が保たれ、価値が高まる運(yùn)営目標(biāo)の実現(xiàn)に努力することが必要だ」。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年2月3日