2014年に中國での販売量が目標に達しなかったトヨタだが、15年は局面を打開した。豊田汽車(中國)投資有限公司(トヨタ中國)が5日に発表した業(yè)績報告によると、15年度の大陸部市場での販売量は112萬2500臺に上り、前年比8.7%増加し、過去最高となった?!敢回斁W(wǎng)」が伝えた。
トヨタの15年の中國市場での販売目標は110萬臺。14年も同じ110萬臺を目標としていたが、中國自動車市場の減速に影響され、昨年は最終的に目標を達成できなかった。そこで15年に再び同じ110萬臺を目標に掲げたが、これは14年の販売臺數(shù)103萬臺に比べて6.8%の増加にとどまる目標であり、増加幅としては前年のほぼ半分だ。これまでの狀況をみると、トヨタは鈍化し続ける15年の中國自動車市場の中で、スポーツ用多目的車(SUV)の「ハイランダー」(クルーガー)新モデルや中小型車戦略における「カローラ」や「レビン」などの各車種ががんばりをみせ、最終的に目標を順調(diào)に達成することができた。
意外なことだが、15年に中國自動車市場で勝ち抜けたトヨタが、16年については非常に慎重な予測をうち出している。トヨタ中國が5日に明らかにしたところによると、16年には協(xié)力パートナーと引き続き努力を重ね、2つのエンジンを備えたデュアルエンジンを代表とする省エネ?新エネルギー車の普及を続けるとともに、現(xiàn)地化戦略をさらに深いレベルで推進し、中國市場での販売量115萬臺達成を目指すという。
トヨタは15年10月末にカローラとレビンのデュアルエンジン車を発売し、このハイブリッド車は現(xiàn)在、市場で予想を上回る業(yè)績を上げている。カローラの販売量は16年1月5日現(xiàn)在で9268臺、レビンは15年12月27日現(xiàn)在で8465臺に達した。トヨタの計畫では、両ハイブリッド車を合わせての月間販売目標は5千臺だが、今の狀況をみると、1車だけでも5千臺に迫っている。
だが15年の好調(diào)な業(yè)績とデュアルエンジンの新車2車種に後押しされながらも、トヨタは16年の目標を前年比2.75萬臺の増加にとどめ、増加幅はわずか2.45%だ。トヨタ中國の牛煜スポークスマンは、「これまでトヨタの中國での年平均増加率はおよそ8?9%だったが、16年の販売量目標計畫については、主に15年の販売狀況を踏まえ、中國自動車市場全體に対する判斷、製品の導(dǎo)入狀況、製造システムなど多方面を総合的に考慮して決定した。カローラとレビンのデュアルエンジン車の市場での業(yè)績は予想を上回ったものの、部品サプライヤーの生産能力やアフターサービスなどを考慮して、販売目標を大幅に引き上げることはしない。トヨタは引き続きリストラなしの『年輪経営』を指導(dǎo)理念とし、持続的で健全な成長を追求していく」と話す。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年1月6日
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