中國人民銀行(中央銀行)は先週に公開市場操作でリバースレポ取引を行ったのに続き、26日にも再びレポ取引を行って市場に資金を供給し、一日の資金投入金額としては3年ぶりに記録を更新した。業(yè)界関係者は、「人民銀の今回の動きは春節(jié)(舊正月、今年は2月8日)期間の流動性確保が狙いだ」との見方を示す。「京華時報」が伝えた。
人民銀が26日に出した公開市場での公告によると、金利入札方式でリバースレポ操作を2回行い、資金4400億元(1元は約18.0円)を投入した。1回目の投入額は800億元で期間は7日間、落札金利(銀行に資金を貸し出す時の金利)は2.25%。2回目は3600億元で28日間、2.6%だ。當(dāng)日は公開市場でリバースレポ800億元が満期を迎えたため、同日に実際に投入された資金は3600億元ということになり、2013年2月5日以來の最高を更新した。
業(yè)界のアナリストは、「市場の資金不足、金利の上昇、人民銀の大規(guī)模なリバースレポ操作は、流動性が回るようにし、季節(jié)的な資金不足を緩和することが狙いだ」と指摘する。中國人民大學(xué)の李義平教授(経済學(xué))は、「人民銀が政策ツールで流動性を投入したことは、短期的な流動性不足の局面を打開するのが狙いで、今回の措置は必ず一定の役割を果たすだろう。目下の資金不足からくる圧力の中、人民銀は引き続き流動性を投入するとみられる。全體的にみて、第1四半期(1-3月)に人民銀は相場の安定を當(dāng)面の主要任務(wù)とし、中期?短期の操作で資金不足を補(bǔ)い、預(yù)金準(zhǔn)備率の引き下げを遅らせることが予想される」と話す。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年1月27日
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