〇客の心に殘る「ためらい」
「モーメンツ」に畫(huà)像をアップしてお客からの注文を取ろうとする人も少なくない。劉さん(女性)は、「モーメンツ」の買(mǎi)い物には詳しいベテラン。元宵節(jié)の手作り湯圓、端午節(jié)のユニークな粽(ちまき)、中秋節(jié)の風(fēng)変わりな月餅など、彼女は全て「モーメンツ」で知り合った「手作りのプロ」から手に入れている。売る側(cè)の多くは、彼女が知人を通して知り合いになった人々だが、売り手が実店舗を構(gòu)えているかどうか、経営許可証や衛(wèi)生許可証を所持しているかどうかについては全く知らないという。
「掲載されている寫(xiě)真を見(jiàn)ていいなと思ったら注文している」という劉さんだが、売り手側(cè)の製造環(huán)境や食材、販売までのプロセスが、安全かどうかについては受け身にならざるを得ないという。そのため「売り手の良心だけが頼みの綱。だから買(mǎi)うときには、ある種の『ためらい』が全くないとは言えない。萬(wàn)が一、食の安全の問(wèn)題が生じれば、解決のためにどこに相談に行けばよいのかわからないし、どこに告発してよいのかどうかも分からない」と話す。
昨年3月、「北京市オンライン食品経営監(jiān)督管理弁法(暫定法)」が正式に施行された?!港头ā工我?guī)定によると、オンライン食品経営者は、法にもとづき取得した食品経営許可証を所持していなければならず、オンライン食品経営の対象範(fàn)囲は、それが許可している範(fàn)囲と一致している必要がある。経営許可証を取得していない経営者は、オンライン食品経営活動(dòng)に従事してはならない。また、「弁法」は、オンライン食品を販売する際には、「領(lǐng)収証」を発行しなければならず、さらにネット上でその製造過(guò)程を公開(kāi)することを奨勵(lì)している。
年若い販売者の林さんは、「私がモーメンツでビスケットを販売しているのは、ただの暇つぶしにすぎず、それでお金もうけもできるからというだけ。経営許可書(shū)を申請(qǐng)する手間をかけるなんて、とんでもないことだ。それは同業(yè)者もほぼ同じ。モーメンツで売るのは、ただ手っ取り早いからに過(guò)ぎない」と話す。
〇弁護(hù)士:「許可証なしでの販売は違法」
北京市中関弁護(hù)士事務(wù)所の李青山?主任弁護(hù)士は、この問(wèn)題について「『食品安全法』第35條では、食品の販売に従事するには、相応の許可証を取得しなければならないと定められている。個(gè)人が微信「モーメンツ」で食品を販売する場(chǎng)合、許可証を取得していなければ、その行為は違法行為にあたる。消費(fèi)者として取るべき最善の方法は、このようなルートで食品を買(mǎi)うのではなく、合法的な第三者取引プラットフォームや正規(guī)の経営許可証を持つ食品メーカーの自社サイトで買(mǎi)うことだ。ただの便利さゆえに、微信「モーメンツ」で食品を購(gòu)入する場(chǎng)合には、萬(wàn)が一、商品の品質(zhì)による損害を受けた場(chǎng)合に自分の権益を護(hù)るうえでも、販売者の実名、住所、連絡(luò)先などの関連情報(bào)をしっかりと確認(rèn)したうえで買(mǎi)うべきだ」と指摘している。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年2月10日
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