中國南極科學(xué)観測が33年目に突入し、「中國製」や「中國技術(shù)」も基地運営と野外観測で多く用いられるようになった。中國が獨自に開発した初の極地用全地形対応車は、2015年末に中山基地に到著してから、現(xiàn)場での試験や運用を1年間行っている。北京日報が伝えた。

プロジェクト現(xiàn)場擔(dān)當(dāng)者で貴州詹陽動力重工有限公司エンジニアの李勇氏によると、同車両は車體が前後に分かれている、全地形対応水陸両用多機能車だ。南極の特殊な気候と地理的環(huán)境に対応するため、極地低溫発車や電気部品耐低溫、車體保溫、多機能極地設(shè)備積載などの技術(shù)改造を行った。同車両の水中走行速度は時速5キロで、30度から31度の傾斜の坂を登ることができる。

同車両は駆動機構(gòu)、ケーブル機構(gòu)、ゴム製履帯の國産化を?qū)g現(xiàn)しており、しかもゴムにより揺れが和らぎ快適度が増し、氷上での長距離移動に適している。

中國第33次南極科學(xué)観測隊の孫波チームリーダーは「同車両の使用は1年以上に渡り、むき出しの巖、氷雪エリアなどで高い汎用性を示しており、野外作業(yè)の需要を満たしている。また移動観測ステーションとして操縦室に人員が乗れるほか、後部車両の空間が広く、視界も良好だ?？茖W(xué)研究者の作業(yè)に適しており、さらに緊急救助能力も備えている」と説明した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月7日