李さんが西南財経大學(xué)に入學(xué)した當(dāng)初、ある1997年生まれの同級生は、彼女がまだ16歳であることを知り、「僕が16歳の時にはまだ高校1年だったのに、君はもう大學(xué)1年なんて。僕は高校3年間をどれだけ無意味に過ごしてきたのだろう！」と深い感慨を持ったという。16歳で大學(xué)に入學(xué)したウクライナ出身の女子留學(xué)生?李さんの輝かしい経歴を見ると、誰もが驚き感心するが、そのような経歴を得るために彼女が払った努力について、思いを馳せる人はいないだろう。

13歳の時に両親と一緒に中國に來た李さんはカリキュラムについていけなくなってしまった。高校のカリキュラムを終えるため、彼女は獨學(xué)という方法を選んだ。ネット上で資料を調(diào)べて、學(xué)習(xí)スピードに遅れがでないように努力し、毎月全科目の試験をインターネットと教員の協(xié)力を得て、オンラインで受験したほか、毎年ウクライナに帰國して筆記試験も受けた。

西南財経大學(xué)で希望する専門分野を?qū)Wぶため、李さんは、高校の履修課程を獨學(xué)で學(xué)ぶのと同時に、西南財経大學(xué)予科でも勉強し始めた。毎日午前に3時間半の中國語の授業(yè)を受けたほか、宿題もしなければならなかった。

「當(dāng)時の私の一番の夢は、大學(xué)に入學(xué)して奨學(xué)金を得ること。そこで、どのような奨學(xué)金を申請できるのか調(diào)べ始めた。留學(xué)生が獲得できる奨學(xué)金は一種類しかなく、高校2年から3年の間に、HSK(中國語能力検定試験)の指定級をクリアしなければならなかった。しかも、高校の全履修課程を1年でマスターする必要があった。大學(xué)に無事入學(xué)するため、毎日8時間勉強した」と李さんは話した。

「大學(xué)入試以外に、1年間で計108回、試験を受けた。ほぼ1日半に1回テストをうけたことになる。しかも、毎回の試験內(nèi)容は、1章ごとではなく1學(xué)期の學(xué)習(xí)內(nèi)容だった。私は、大學(xué)から入學(xué)通知書を受け取った日のことを永遠(yuǎn)に忘れない。そして、父が奨學(xué)金を受けられることを知らせてくれた時には、思わず泣きだした。この1年間の努力は、決して無駄ではなかった」と李さんは続けた。最終的に、16歳の李さんは、ウクライナの學(xué)校を首席で卒業(yè)し、西南財経大學(xué)法學(xué)科への合格を許可され、留學(xué)生奨學(xué)金も獲得できた。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月8日