先ごろ、中國の複數(shù)のSNSサイトには國家2級保護動物指定のセンザンコウを食べている寫真が掲載された。このような野蠻で法的にも違反する行為に対し、中國の數(shù)多くのネットユーザーから反対や厳しく非難する聲が上がっている。
北京で開催中の全國両會(全國人民代表大會?全國人民政治協(xié)商會議)では、多くの代表委員が、「違法行為撲滅の強化」を呼びかけた。人民代表大會代表を務(wù)める河南省寶豊県法院の朱正栩?副院長は、「國家保護の対象となっている野生動物を食用とする現(xiàn)象は、その法意識の欠如が主な原因。動物を捕獲する者や取引する者は、法律を無視して暴利を貪ろうとしている。このような現(xiàn)象が後を絶たないのは、粛清するための有効な手段がなく、野生動物保護擔當部門の法執(zhí)行力が不十分なためだ」と指摘した。
同じく人民代表大會代表を務(wù)める陝西省寶鶏市金臺區(qū)検察院の周喜玲?検察長は、「野生動物保護法を大々的にPRして、國民に対して、食用を目的として野生動物を違法に捕獲、売買、購入した者は、刑法違反として責任が追及されることを広く知らしめる必要がある。中國の刑法では、國家重點保護の対象となっている希少絶滅危懼動物を殺した者、あるいはそれらの希少絶滅危懼動物またはその製品を違法に購入、輸送、販売した者は、最高で10年以上の有期懲役に科せられる」と述べた。
また「根本的な問題解決が必要だ。対象動物の違法な捕獲?殺害、売買などの違法取引については、市場での入手から食用のための違法取引にいたるまで、販売の連鎖に打撃を與えなければならない」と周検察長は続けた。
野生動物の保護は、早くから中國の法體系に組み入れられており、細分化と改善が繰り返されてきた。1989年に施行された「中華人民共和國野生動物保護法」では、國家重點保護野生動物の捕獲と殺害が禁じられている。2017年1月1日に施行された改正版「野生動物保護法」では、「食用を目的として、國家が重點保護の対象としている野生動物および関連製品を違法に購入することを禁じる」という條文が新たに組み入れられた。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月13日
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