不動産企業(yè)の利潤率が低下する中、上場不動産企業(yè)の管理職の給與にも変化がみられるようになった。データ會社Wind資訊がまとめた産業(yè)別給與統(tǒng)計によると、2016年の不動産業(yè)の管理職の年間平均給與額は全産業(yè)のうち3位で、1095萬元（1元は約16.0円）に上り、前年比約90萬元増加した。

同統(tǒng)計データによると、08年から13年にかけて、上場不動産企業(yè)の管理職の年間給與の総額が増加を続け、1955萬元から1億1千萬元に増えている。

注目されるのは、14年には萬科の郁亮総裁が「不動産業(yè)はシルバーの時代に入った」との述べたように、上場不動産企業(yè)の管理職の年間給與の総額が8703萬元に減少し、15年はさらに5385萬元に減少したが、16年は6353萬元に増加した。

これについて業(yè)界関係者は、「社員の給與の上がり下がりは一般的に企業(yè)の業(yè)績と連動する。不動産業(yè)の純利益の伸びが力不足に陥る中、一部の企業(yè)は社員の奨勵制度を充実させ、社員が株式を保有する計畫を?qū)g施するところもあり、さまざまな手段で企業(yè)の運営効率の強化をはかっている」と話す。

同統(tǒng)計をみると、16年に管理職の給與を公開した、上海証券取引所または深セン証券取引所に上場する不動産企業(yè)82社のうち、10社の給與の総額が2千萬元を超えた。この10社の規(guī)模は大中小さまざまで、萬科、金地、招商蛇口、華夏幸福などが並ぶ。うち1社は不動産ストック事業(yè)を主に手がける世聯(lián)行だ。

注目されるのは、上場不動産企業(yè)の年間給與総合ランキングで、金科股フン（フンはにんべんに分）が管理職19人の給與の総額が6472萬元で1位になり、萬科は6353萬元で2位だったことだ。萬科の取締役會代表の王石氏の給與は999萬元で、前年よりやや増加した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年4月12日