「今回の砂嵐は、2つの寒気団が続々と到來し、地面の旋風(fēng)と大風(fēng)がもたらすことが主な原因で発生した。また、內(nèi)蒙古地區(qū)の砂源地あたりで高溫の天気と少雨が続いていた。このような條件が複合的に作用して、今回の強(qiáng)烈な砂嵐が生まれた」。

「モンゴルから中國內(nèi)蒙古地區(qū)にかけての一帯で大風(fēng)天気が発生し、砂埃はモンゴルから中國に運(yùn)ばれて來る。また、中國の砂源地からも砂埃が加わっている」。

「中國は、數(shù)年前から、さまざまな防風(fēng)防砂事業(yè)に取り組んできた。たとえば、東北?西北?華北における生態(tài)保安林の保護(hù)政策により、砂源地での砂埃の発生狀況がやや改善され、砂嵐が起きにくくなった。防護(hù)林の主な働きは、砂源地における砂埃発生のメカニズムを変えることだが、風(fēng)に対する作用は、ごく局所的なものに過ぎない。今回北京に被害をもたらした砂嵐は、基本的に上空5千メートルの高さで運(yùn)ばれてきたものだ。このような狀況下では、防護(hù)林は風(fēng)場に対してほとんど影響をもたらすことはない」。

「現(xiàn)在の気象條件から見ると、北京の砂塵に覆われた天気は、5日の夕方までにほぼ終息すると予想される」。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年5月5日