〇都市全體に充満する「インターネット」の雰囲気

杭州市華星路のアリババ本社の近くに、中國(guó)初のインターネット金融ビルがあり、アント?ファイナンシャル、銅板街、恒生電子など著名インターネット金融サービス企業(yè)が軒並み入居している。

劉総経理は、「これほど多くのインターネット関連企業(yè)がここに集結(jié)し、インターネット関連製品が絶え間なく誕生していることで、インターネットの雰囲気がいっそう濃厚になっている。杭州は、インターネットと最も結(jié)びつきが強(qiáng)い都市だ」と感慨深げに述べた。

杭州師範(fàn)大學(xué)アリババ商業(yè)學(xué)院の王淑翠?教授は、「杭州における情報(bào)経済の発展も、重要な原因の一つと言える。杭州は2015年、情報(bào)経済の発展とスマート応用の推進(jìn)を同市発展の『1號(hào)プロジェクト』に確定した。杭州では今や、GDP成長(zhǎng)に対する情報(bào)経済の寄與度は50％を上回っている」と指摘した。

「情報(bào)経済の発展によって、杭州では、インターネットが水道?電気?ガスと同じくインフラの一つとなった。杭州は、決済ツール、連攜設(shè)備、インターネットシステム、安全保障などが完備されたモバイル決済システムを備えるに至った」と王教授。

キャッシュレス決済は、市民生活をさらに利便化すると同時(shí)に、杭州の信用度をいっそう高めた。モバイル決済を行うたびに、その各取引で信用が積み重ねられる。現(xiàn)在の杭州では、信用も「お金」として使えるようになった。4月23日、芝麻信用と杭州図書(shū)館が協(xié)力合意を取り交わし、600ポイント以上の芝麻信用ポイントを持つ市民は、デポジット不要で書(shū)籍を借りることができるようになった。

最近、杭州は「キャッシュレス社會(huì)」という道路の更なる発展を遂げた。4月18日、國(guó)連環(huán)境計(jì)畫(huà)とアント?ファイナンシャルの発起による「キャッシュレス連盟」が杭州で設(shè)立された。第1弾メンバー企業(yè)15社によって構(gòu)成された同連盟は、低炭素型経営をともに提唱し、経営効率を高め、現(xiàn)金決済からキャッシュレス決済への転換を加速することを目指す。アント?ファイナンシャルの井賢棟CEOは、「我々は、杭州での経験によって、全世界がキャッシュレス社會(huì)の方向に導(dǎo)かれるよう期待している」とコメントした。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年5月5日