中國北方の多くの地域では、數(shù)日前から高溫の天気が続いており、各地で年初來の最高気溫の記録を打ち立てた。時(shí)によっては、予報(bào)された気溫よりさらに気溫が高いと感じられる理由は何だろうか？高溫が人體にもたらすマイナス影響とは、具體的にはどのようなことか？気溫が高い日に、私たちはどのようにして暑さを凌げばよいのだろうか？

〇予報(bào)された気溫より暑く感じる理由

天気予報(bào)で示された気溫がそれほど高くないのに、実際には非常に暑く感じるのは、どうしてだろう？主な原因として、人間が主観的に感じる溫度（體感溫度）と天気予報(bào)で示された溫度には、たびたび差が生じることが挙げられる。

世界気象機(jī)関（WMO）の規(guī)定によると、気象部門が発表する気溫は、百葉箱の中にある溫度計(jì)で測定された溫度だ。この溫度計(jì)は、比較的風(fēng)通しが良く、地面から1.5メートルの高さの箱に設(shè)置されている。一方、我々が感じる溫度は、濕度?風(fēng)速?外部環(huán)境など様々な要素による影響を受けた空気の溫度であり、実際の環(huán)境下の溫度は、常に変動(dòng)している。このため、夏の體感溫度がしばしば、予報(bào)された気溫より高く感じられる。體感溫度をある程度考慮に入れるため、國內(nèi)外の研究者はこれまでに、數(shù)多くの研究や実験を重ねてきた。このうち、米商務(wù)省海洋大気庁（NOAA）は、「ヒートインデックス（気溫と濕度から算出した體感溫度）」という概念を打ち出した。この指數(shù)は、人體の體感溫度を左右する重要指標(biāo)として「濕度」を取り上げている。

同じ溫度の場合、濕度が高いほど、ヒートインデックスが高くなる。今回の北方の高溫の天気についてみると、濕度がヒートインデックスを引き上げているというわけではない。それまで、北方では降雨が非常に少なく、ほとんどの地域では、1日の最小濕度が30％未満。內(nèi)蒙古（モンゴル）自治區(qū)では、最小濕度が10％未満の地域もあり、純粋な乾燥?日照りが続いたと言える。今回の高溫現(xiàn)象により、內(nèi)モンゴル?華北?東北地方の森林?草原で火災(zāi)が発生するリスクがより増大し、防火情勢は深刻な局面を迎えている。

〇高溫によって人體にはどのようなダメージがもたらされるのか？

濕度が高くなると、程度の差こそあれ、人體にさまざまなダメージがもたらされることが、関連研究から明らかになっている。

【8つの高溫対策】

１ 屋外で作業(yè)する際には、有効な暑さ対策を行うこと。炎天下で、肌を長時(shí)間曬すことは厳禁。冷たい飲み物を常に攜帯しておく。

2、炎天下で速く走らない。むやみに人混みに出ない。屋外から室內(nèi)に入った時(shí)は、すぐにエアコンの冷風(fēng)を大量に浴びないこと。

3、午前10時(shí)から午後4時(shí)の間は、可能な限り外出を避ける。喉が渇く前の水分補(bǔ)給を心がける。

4、高溫の日は、胃腸からの風(fēng)邪を予防するため、飲食と衛(wèi)生に注意する。

5、毎日、睡眠をたっぷりとり、規(guī)則正しい生活と労働生活を心がけ、免疫力を高める。

6、高齢者や乳幼児など特別な人々への配慮を怠らないこと。高溫の日は、高齢者の心臓?脳?血管系疾病や子供の體調(diào)不良が起こりやすい。

7、太陽光を浴びる際には、日光皮膚炎（濕疹）の予防を心がける。もし、皮膚が赤く腫れるなどの癥狀が現(xiàn)れた場合は、冷たい水で患部を洗い、癥狀が重い場合は病院で診察を受けること。

8、眩暈?吐き気?口の渇き?ぼーっとする?息苦しいなどの癥狀が出た時(shí)は、熱中癥の初期癥狀を疑い、ただちに休息をとり、冷たい水を飲んで體溫を下げる。癥狀が重い場合は病院で診察を受けること。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年5月23日