もっと広い視野でみると、富士康のシャープ買収は、中國経済?社會(huì)のモデルチェンジ?高度化の客観的な変化を反映していると言える。中國では今、供給側(cè)の構(gòu)造改革の推進(jìn)や消費(fèi)者の品質(zhì)、安全性に対する意識(shí)向上などが、新たなニーズを生み出している。消費(fèi)の高度化がもたらしたニーズを満たすために、海外に進(jìn)出し、M&Aを通して、より良い商品やサービスを中國の消費(fèi)者に提供する中國の企業(yè)が増加している。まるで、「中國のために、世界を買っている」かのようだ。

近年、産業(yè)の高度化や「一帯一路」（the Belt and Road）建設(shè)などの政策の推進(jìn)により、海外におけるM&Aが活発化し、特に、産業(yè)の高度化や市場のニーズに合わせたクロスボーダー投資が非常に活発になっている。資本の海外進(jìn)出の目的は、より良い商品やサービスを中國の消費(fèi)者に提供することだ。富士康のシャープへの出資もそうだ。富士康がシャープに出資してからの短期的な計(jì)畫は、「日本の企業(yè)を買収し、中國大陸部に工場を作り、商品供給をローカライズし、グローバル化を?qū)g現(xiàn)する」というスタイルを構(gòu)築することだ。富士康とシャープは今後、そのスタイルを世界で推進(jìn)し、世界で原料やブランド、技術(shù)を配分し、各地域がメリットを補(bǔ)い合うよう取り組み、最終的に中國市場にその成果を持ち帰る。中國の経済成長がニューノーマルに入るにつれ、海外の優(yōu)れた技術(shù)や商品、サービス、スタイルを中國に持ち込むことで、消費(fèi)を促進(jìn)させ、市場で占めるシェアを向上させるという中國企業(yè)が増加することが予想される。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年6月16日