現(xiàn)在、「復(fù)興號(hào)」には「CR400AF」と「CR400BF」の2種類の型がある。400は速度等級(jí)のことで、この車両のテスト走行速度が時(shí)速400キロメートルに達(dá)したことを意味し、実際の走行速度は時(shí)速350キロメートルだ。同公司は今後、輸送市場(chǎng)のニーズを踏まえ、「CR300」や「CR200」シリーズの中國(guó)標(biāo)準(zhǔn)車両を順次開発するという。詳しくはこちら

「復(fù)興號(hào)」の新たな注目點(diǎn)は何か

「復(fù)興號(hào)」G124號(hào)の車掌室。

「復(fù)興號(hào)」の高さを4.05メートルまで高くし、車內(nèi)空間をより広くしたことで、車內(nèi)の騒音が軽減した。また、シート間の距離もより広くなった。

「復(fù)興號(hào)」の食堂車。

「和諧號(hào)」には車両の屋根に出っ張りがあり、これはパンダグラフと空調(diào)システムだ?！笍?fù)興號(hào)」はこの部分が屋根下にある通気システムの中に収められたため、車両の空気抵抗が既存の「CRH380」シリーズより7.5～12.3％低下し、350キロメートルで走行している時(shí)の100キロメートルごとの乗客一人あたり平均エネルギー消費(fèi)量が約17％減少した。

バラエティーに富んだ食事。

新たに設(shè)置されたUSB電源ポート。

「復(fù)興號(hào)」のより優(yōu)れた點(diǎn)はその車體にあり、車両內(nèi)の空間はより広く、騒音はより小さくなった。また「高速鉄道は速くて攜帯電話の電波が屆かない」といった不満に対処するため、車両內(nèi)にWiFiネットワークを完備した。

これまでの高速鉄道車両と比較して、「復(fù)興號(hào)」は科學(xué)技術(shù)の革新がより注目される點(diǎn)であることは言うまでもない?！笍?fù)興號(hào)」は全車両にモニタリングポイント2500數(shù)ヶ所が設(shè)置され、これまでで最多の車両より約500ヶ所も多く、全方位的に複數(shù)の観點(diǎn)から故障を診斷し、修理メンテナンスを支えることができる。

同公司の説明によると、中國(guó)の走行地域の広さや最大40度も開きがある気溫差、走行距離の長(zhǎng)さ、走行強(qiáng)度の高さといった各種ニーズに対応するため、「復(fù)興號(hào)」は60萬(wàn)キロメートルに及ぶテスト走行を行い、これは歐州標(biāo)準(zhǔn)の車両より20萬(wàn)キロメートルも長(zhǎng)い。最終的に完成車両の性能指標(biāo)は大幅に向上し、設(shè)計(jì)壽命は30年に達(dá)し、「和諧號(hào)」より10年長(zhǎng)くなった。

同公司の責(zé)任者は、「ソフトウェアもハードウェアもすべて獨(dú)自に設(shè)計(jì)し、製造し、型式を選択した。完全に獨(dú)自の知的財(cái)産権を備えている」と強(qiáng)調(diào)する。詳しくはこちら

「復(fù)興號(hào)」に採(cǎi)用された中國(guó)標(biāo)準(zhǔn)はどんなもの

中國(guó)標(biāo)準(zhǔn)の高速鉄道車両の研究開発過程では、中國(guó)の標(biāo)準(zhǔn)、鉄道産業(yè)の標(biāo)準(zhǔn)、鉄路総公司の標(biāo)準(zhǔn)、新型標(biāo)準(zhǔn)化高速鉄道向けに制定された一連の技術(shù)標(biāo)準(zhǔn)が大量に採(cǎi)用され、重要標(biāo)準(zhǔn)254項(xiàng)目のうち、中國(guó)標(biāo)準(zhǔn)が84％を占めた。

　「復(fù)興號(hào)」の誕生は、中國(guó)の鉄道技術(shù)の設(shè)備水準(zhǔn)が全く新しい時(shí)代に入ったことを象徴する出來事だ。同公司の責(zé)任者は、「中國(guó)標(biāo)準(zhǔn)高速鉄道新型車両の『復(fù)興號(hào)』はシステムが整い、構(gòu)造が合理的で、先端科學(xué)技術(shù)を擁する高速鉄道技術(shù)標(biāo)準(zhǔn)システムを構(gòu)築し、中國(guó)の高速鉄道技術(shù)が獨(dú)自化、標(biāo)準(zhǔn)化、シリーズ化を全面的に実現(xiàn)したことを物語(yǔ)る」と話す。

説明によると、「復(fù)興號(hào)」のCR400シリーズの研究開発の成功と運(yùn)行スタートは、中國(guó)が高速鉄道の革新技術(shù)を全面的かつ系統(tǒng)的に掌握し、高速鉄道の海外進(jìn)出を加速させる上で重要な戦略的意義をもつ。中國(guó)は「復(fù)興號(hào)」中國(guó)標(biāo)準(zhǔn)車両をプラットフォームとして、世界各國(guó)の実際のニーズを踏まえ、それぞれにどのような車両がふさわしいかを考え、國(guó)際的競(jìng)爭(zhēng)力を備えた高速鉄道のユニット技術(shù)?製品を設(shè)計(jì)?研究?開発し、國(guó)際市場(chǎng)を積極的に開拓し、中國(guó)高速鉄道の海外進(jìn)出を推進(jìn)する。たとえばインドネシア高速鉄道プロジェクトでは、100％獨(dú)自の知的財(cái)産権を備えた中國(guó)標(biāo)準(zhǔn)高速鉄道が採(cǎi)用される見込みだ。詳しくはこちら

発展続ける中國(guó)の高速鉄道、一方の日本の現(xiàn)狀は？

世界的に、「高速鉄道は日本で生まれ、ヨーロッパで発展し、中國(guó)で構(gòu)造が大きく変わった」と言われている。1964年10月1日、世界で初となる商業(yè)運(yùn)営の高速鉄道?東海道新幹線が開通した?，F(xiàn)在、日本の新幹線の速度は時(shí)速240-320キロとなっている。

日本の新幹線技術(shù)の特徴は動(dòng)力分散方式を採(cǎi)用しており、全ての車両の車輪に駆動(dòng)裝置が搭載されており、先頭車両が他の車両を引っ張っているわけではない。このような運(yùn)行方式により、列車の加速?減速、急勾配の線路での運(yùn)行を安定させ、騒音や振動(dòng)を抑えることができ、より快適な鉄道の旅を乗客に提供する。中國(guó)の高速鉄道もこのような方式を全面的に採(cǎi)用している。詳しくはこちら

「復(fù)興號(hào)」の背後にある科學(xué)技術(shù)強(qiáng)國(guó)の夢(mèng)

中國(guó)鉄路総公司が中心となって研究開発し、中國(guó)が完全に獨(dú)自の知的財(cái)産権を持つ中國(guó)標(biāo)準(zhǔn)の新型高速列車が25日、「復(fù)興號(hào)」と命名された。これにより中國(guó)の鉄道技術(shù)裝備における全く新たな時(shí)代が到來した。また、これは科學(xué)技術(shù)強(qiáng)國(guó)の夢(mèng)の実現(xiàn)にとって重要な一里塚となる。

「科學(xué)技術(shù)が興れば民族が興り、科學(xué)技術(shù)が強(qiáng)くなれば國(guó)家が強(qiáng)くなる」。中國(guó)は世界最先端の科學(xué)技術(shù)成果を多く実現(xiàn)している。神舟11號(hào)と天宮2號(hào)の打ち上げ成功、「中國(guó)天眼」こと世界初の口徑500メートル球面電波望遠(yuǎn)鏡の完成、スーパーコンピュータ「神威?太湖之光」の世界最速維持、世界初の量子科學(xué)実験衛(wèi)星「墨子號(hào)」による1200キロメートル間の量子もつれ実現(xiàn)、完全に獨(dú)自の知的財(cái)産権を持ち、世界先進(jìn)水準(zhǔn)に達(dá)した中國(guó)標(biāo)準(zhǔn)の車両「復(fù)興號(hào)」などだ。

現(xiàn)在、中國(guó)は世界の科學(xué)技術(shù)革命の落伍者、學(xué)習(xí)者、後発者から、革新者、貢獻(xiàn)者、先導(dǎo)者への重大な転換を?qū)g現(xiàn)しつつある。中國(guó)は必ず今世紀(jì)前半に世界的科學(xué)技術(shù)強(qiáng)國(guó)となり、中華民族の偉大な復(fù)興という中國(guó)の夢(mèng)の実現(xiàn)を科學(xué)技術(shù)の面から力強(qiáng)く支える。詳しくはこちら（編集YW）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年6月27日