日本政府がさきに自民黨の二階俊博幹事長(zhǎng)を代表とする官民の代表団を「一帯一路」（the Belt and Road）國(guó)際協(xié)力サミットフォーラムに派遣したのに続き、このたびは安倍晉三首相が6月初めに國(guó)際交流會(huì)議「アジアの未來(lái)」の晩餐會(huì)での演説の中で、「一帯一路」建設(shè)への協(xié)力の意向を初めて示し、「一帯一路」建設(shè)は開かれた透明かつ公正なもので経済性があると同時(shí)に、借り入れ國(guó)が債務(wù)を返済可能で財(cái)政の健全性が損なわれないことが不可欠との見方を示した。安倍首相は同月16日の國(guó)會(huì)答弁でもこうした見方を繰り返しており、まさに政府の姿勢(shì)を國(guó)會(huì)でアピールしたといえる。日本政府の「一帯一路」建設(shè)への態(tài)度の変化について、日本の國(guó)際経済學(xué)者?津上俊哉氏がインタビューに答えた?！附U済日?qǐng)?bào)」が伝えた。

津上氏はかつて舊通商産業(yè)省で働き、1990年代中頃には在中國(guó) 経済部參事官を務(wù)め、その後、獨(dú)立行政法人経済産業(yè)研究所の上席研究員に転じ、現(xiàn)在は獨(dú)立した経済學(xué)者として研究活動(dòng)を続けている。

津上氏は、「5月中旬に北京で開催された『一帯一路』國(guó)際協(xié)力サミットフォーラムには、130ヶ國(guó)あまりの政府代表団が派遣され、國(guó)家元首や政府首脳の出席者は30人に達(dá)し、総出席者數(shù)は4千人を超え、盛大な規(guī)模だったといえる。さきに『一帯一路』に資金面の支援を提供するシルクロード基金有限責(zé)任公司を訪問(wèn)した時(shí)、同公司が金融の業(yè)務(wù)経験のある若い専門家を大量に雇い入れ、世界の同業(yè)者との協(xié)力ネットワークを基本的に構(gòu)築したことを知った。専門家たちは投資の回収が確実かどうかを非常に重視していた。投資規(guī)模は言われるほど大きくはないが、成熟度は高く、私の印象では運(yùn)営は良好な発展の軌道を進(jìn)んでいるようにみえた」と振り返った。

アジアインフラ投資銀行（AIIB）は設(shè)立からの3年間に発展を続けている。津上氏は、「歐州諸國(guó)をはじめ世界各國(guó)の積極的な參加により、AIIBは今や國(guó)際開発金融機(jī)関になった。初年度に計(jì)17億ドル（約1939億円）を融資した9件のプロジェクトは世界銀行とアジア開発銀行（ADB）に『スタートは順調(diào)』と評(píng)価され、『一帯一路』建設(shè)にも支援を提供した」と述べた。

津上氏は「一帯一路」建設(shè)に対する國(guó)際社會(huì)の態(tài)度の変化について、「米國(guó)の態(tài)度の変化も著しい。3年前に『一帯一路』イニシアティブを打ち出しAIIBの設(shè)立をスタートした時(shí)に、米國(guó)と日本は反対もしくは懐疑的な態(tài)度を示し、『中國(guó)が國(guó)の利益を追求するためのツールになる』ことを懸念し、『これは長(zhǎng)年にわたり世界銀行が開発の機(jī)能を擔(dān)ってきた國(guó)際金融秩序への挑戦ではないか』との疑念さえ示した」と指摘した。

津上氏は日本政府の態(tài)度の変化について、「日本が3年ほど前の古い印象に縛られて『思考停止』に陥っているのをかねてより心配してきたが、幸い日本は『一帯一路』建設(shè)の著実な発展ぶりや國(guó)際社會(huì)が幅広く參加する様子を見て、態(tài)度を変化させ始めた。そうすると日本の経済界も『一帯一路』建設(shè)がもたらす巨大な商機(jī)をより重視するようになり、國(guó)際協(xié)力の新たな分野を開拓するようになることが予想される」との見方を示した。

津上氏は「一帯一路」建設(shè)とAIIBの発展について次のように提案した?！浮阂粠∫宦贰唤ㄔO(shè)プロジェクトは設(shè)備などのハードウェア建設(shè)を検討すると同時(shí)に、人材やアイディアの交流といったソフトウェア建設(shè)も増やす必要がある。また5年後、10年後の経済的?社會(huì)的効果を考えて、建設(shè)過(guò)程では絶えず技術(shù)、品質(zhì)、環(huán)境基準(zhǔn)を向上させることが必要だ。AIIBの発展についていえば、スタートは順調(diào)だったが、機(jī)関と人材の規(guī)模がまだ小さく、世界銀行やADBとの協(xié)力をさらに強(qiáng)化してプロジェクトの件數(shù)を増やし、資金規(guī)模を拡大し、資金の環(huán)流などのマクロ的役割を増強(qiáng)する必要がある」。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年7月11日