35歳以上で一線都市からの逃避を選ぶ人は少ない。35歳以上になると、35歳以下の人々に比べて一線都市にたくさんの蓄積があり、仕事の上でも生活の上でも一定の人間関係や各種資源を形成している上、家庭をもつ人がほとんどで、今の暮らしを捨てて新天地に向かえばコストが高くつく。
具體的にみると、35~39歳で一線都市から移動した人は、全體の7.5%に過ぎず、40~44歳は2.1%、45歳以上は1.2%だった。注視されるのは、27歳で北京?上海?広州?深セン?杭州から二線都市に移る人が最も多く811人に達(dá)し、10.9%を占めたことだ。
▽蘇州?武漢?成都が「逃避族」に人気の二線都市
同研究院のデータをみると、蘇州、武漢、成都、天津、南京、鄭州、西安、合肥、廈門(アモイ)が、北京?上海?広州?深セン?杭州を離れた「逃避族」が実際に移り住んだ9大人気二線都市だ。二線都市はインフラや暮らしを取り巻く環(huán)境がますます整ってきているが、それだけでなく、優(yōu)れた企業(yè)の存在も「逃避族」が二線都市に移る際に注目するポイントだ。二線都市が受け入れる産業(yè)はますます多くなり、企業(yè)の數(shù)も年々増え、仕事を探す際には多様な選択肢が與えられる。
資料をみると、中國平安、百度、蘇寧、中鉄、新美大、富士康、同程旅遊、華為、京東、宜信、中軟國際、滴滴などの企業(yè)が、最終的に最も多く選ばれる就職先だ。またこうした企業(yè)には、北京?上海?広州?深セン?杭州だけでなく二線都市や三線都市にも支社があるという共通の特徴がある。
調(diào)査対象者は、「二線都市は北京のような一線都市の賃金レベルには屆かないが、消費(fèi)レベルも一線都市ほど高くないし、生活にかかる圧力もそれほど多大きくない」と述べた上で、さらに掘り下げて、「一線都市でがんばって、それから逃避した人はバックグラウンドをもたないケースがほとんどで、二線都市や地方に戻っても、収入が多く、文化的で、5険1金(年金保険、醫(yī)療保険、失業(yè)保険、障害保険、出産保険、住宅積立金)の社會保障がある仕事を見つけるのは容易ではない」と述べた。
![]() | ![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報(bào)社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn