南京のある大學(xué)に通う3年生の張さんは、1千メートル走を完走したのち、突然倒れ込んで意識(shí)不明に陥った。また王さん（30）は、7キロメートルのマラソンに參加、ゴール後から意識(shí)不明の狀態(tài)が続いている。2人とも、「熱射病」と診斷され、まだ危険な狀態(tài)から脫していない?！笩嵘洳　工现囟趣巍笩嶂邪Y」であり、その死亡率はなんと50％。最も暑い時(shí)期を迎えたこの時(shí)期、命取りとなりかねない「熱射病」予防に心がけよう。健康時(shí)報(bào)が伝えた。

中國(guó)事故救命ネットワークの救命トレーニング専門家兼副主任の馬桂林醫(yī)師は、「熱射病は重度の熱中癥の一つであり、臨床癥狀は最も深刻で、その治療は極めて複雑で、死亡率は5％から30％と、最も死亡率が高い熱中癥だ。長(zhǎng)時(shí)間日光にさらされると、最初は全身のだるさ、めまい、頭痛、吐き気、汗の減少、體溫の急上昇などの癥狀が見(jiàn)られ、その後激しい眠気や昏睡狀態(tài)に襲われる。皮膚は燃えるように熱く乾燥し、汗は出ず、顔色は紅潮あるいは蒼白になる。42℃以上の高熱や意識(shí)障害、無(wú)汗などの癥狀がでるほか、皮膚にはチアノーゼ反応が現(xiàn)れ、脈拍が速くなり、脈圧の増大、血圧の異常低下またはショック狀態(tài)が起こり、不整脈または心不全を発癥する。最後には交代性無(wú)呼吸狀態(tài)となり、瞳孔が拡大、対光反射が鈍いあるいは無(wú)くなり、四肢および全身の筋肉が痙攣する。さらに癥狀が深刻な場(chǎng)合は、肺水腫、脳水腫、肝臓?腎臓の機(jī)能低下が起こり、播種性血管內(nèi)凝固癥候群が発癥して死に至る」とした。

〇長(zhǎng)時(shí)間日光を浴びる際には、熱射病に注意

熱射病は、屋外で頭部を日差しから守る対策をせずに長(zhǎng)時(shí)間日差しにあたることが何よりの原因。夏休みに入り、猛暑の季節(jié)を迎えた今、若い人々は野外活動(dòng)を行う際に、日差しから體を守り、體溫を下げるなど、しっかりとした熱中癥対策を行う必要がある。

特に、體力がない人?肥満気味の人?先天的に汗腺が少ない人などの熱中癥罹患ハイリスク群や、極度の疲労?睡眠不足?空腹?脫水狀態(tài)?塩分不足?風(fēng)を通さない衣類を著用しているといった狀態(tài)の健康な人は、屋外活動(dòng)を長(zhǎng)時(shí)間続けることを極力避けるべきだ。

〇熱射病の応急手當(dāng)は體溫を下げること

熱射病の応急手當(dāng)は、まず速やかに體溫を下げることだ?；颊撙驔訾筏L(fēng)通しの良い日陰に移動(dòng)させる?？赡埭扦ⅳ欷小ⅴēⅴ偿螭蝿郡い渴覂?nèi)に移す。脇の下、頭部、そけい部にある大動(dòng)脈に氷嚢をあてがう、あるいは濃度30～40％のアルコールで擦る。同時(shí)に、扇風(fēng)機(jī)や扇子の風(fēng)を當(dāng)て、體內(nèi)から熱を発散させることが重要だ。意識(shí)がはっきりしていれば、薄い塩水を飲ませる。意識(shí)不明に陥っている場(chǎng)合は、気道がふさがれて嘔吐あるいは窒息する恐れがあるため、無(wú)理やり水分を飲ませないこと。また、緊急通報(bào)用電話番號(hào)の「120」に連絡(luò)して救急搬送を依頼し、重癥患者の血液浄化療法に対応している醫(yī)療機(jī)関で治療を受ける。一般的に、患者の體溫が40℃以上あった場(chǎng)合、2時(shí)間以內(nèi)に38.5℃以下まで下がるという。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年7月14日