囲碁プログラムが人間に勝利したことに続き、人工知能（AI）が詩を創(chuàng)作し、再び注目を集めている。マイクロソフトのAI「微軟小氷」は北京で5月19日、初となるオリジナル詩集「ガラス窓を失った陽光」新書発表イベントを開いた。この會(huì)話と詩の創(chuàng)作が可能なAIは、詩人界で議論を巻き起こし、物議を醸しだしている。華西都市報(bào)が伝えた。

小氷は19日にさらに新作を発表し、初めて新聞にコラムを設(shè)け、話題を呼んだ。

マイクロソフトの研究チームは3年前、「感情計(jì)算枠組み」の実現(xiàn)性の模索を開始し、微軟小氷事業(yè)を開始し、EQをベースとする、新しいAIの構(gòu)築を試みた。小氷はこれまでに中國、日本、米國、インドへ渡り、今年4月時(shí)點(diǎn)で1億人以上のユーザーをかかえ、會(huì)話件數(shù)は300億件以上になっている。小氷は現(xiàn)在、歌手、財(cái)政?経済コメンテーター、詩の創(chuàng)作という3つの創(chuàng)造力を備えている。

小氷の現(xiàn)代詩の創(chuàng)作力は、胡適、李金発、林徽因、徐志摩、聞一多、余光中、北島、顧城、舒◆（◆は女へんに亭）、海子、汪國真といった1920年以來の中國現(xiàn)代詩人519人に學(xué)び、6000分間、1萬回學(xué)習(xí)を繰り返すことにより、小氷の詩の創(chuàng)作はすでに「獨(dú)特な風(fēng)格、志向、テクニック」を形成している。

詩人の周瑟瑟は「前はロボット臭い詩と感じていたが、今やだんだん人間味が備わってきた。以前の詩が小學(xué)生レベルだったとするならば、今は大學(xué)一年生レベルと言える。小氷は前進(jìn)を続けている」と話した。

詩人の歐陽江河は「ロボットは內(nèi)蔵されている大量の情報(bào)を使い、素晴らしい新鮮なセンテンスの組み合わせを作ることができる。しかしロボットの文章がどれほど素晴らしくても、その意義は非常に限られている。一流の詩は手本通りの文章、もしくはその組み合わせではなく、獨(dú)創(chuàng)性によって作られる。誰も書いたことのない、オリジナルの文章を創(chuàng)り出すことこそが大事だからだ」と指摘した。

SF作家の劉慈欣は「小氷の詩を匿名の詩人の作品と混ぜるという実験が行われた。多くの読者は、どれが小氷が作ったものかはっきり區(qū)別できなかった。さらに改善すれば、より良い詩が書けないわけがない。今後コンピュータはさらに改善され、人間の創(chuàng)作の考えに近づくだろう」と述べた。

マイクロソフトは、小氷の詩の創(chuàng)作は今後、「大規(guī)模な內(nèi)容の生産」を?qū)g現(xiàn)しなければならないと判斷した。更に長い目で見ると、AIは人類の単純な労働を代替するのではなく、創(chuàng)造力富む行為に対応するようになるということだ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年8月24日