第7回中國國際ナノテク會議が29日、北京で開幕した。中國國家ナノテクセンターなどが同日発表した「中國ナノテク発展白書」によると、中國はすでにナノテク強(qiáng)國として臺頭しているとしている。

同白書は國家ナノテクセンター、中國科學(xué)院文獻(xiàn)情報センター、シュプリンガー?ネイチャー社が共同作成。中國科學(xué)院文獻(xiàn)情報センターの劉細(xì)文副主任によると、中國ナノテク分野の論文數(shù)が急増し、質(zhì)が大きく向上している。高い影響力を持つナノ研究が急成長し、関連研究機(jī)関が世界をリードしている。そして研究方向と応用分野が広がっているほか、特許取得件數(shù)が急増し、出願件數(shù)で世界をリードし、特許技術(shù)が広い範(fàn)囲を網(wǎng)羅している。これら現(xiàn)狀を鑑み、同白書では「中國はナノテク強(qiáng)國として臺頭」と結(jié)論付けている。

統(tǒng)計データによると、1997年ではナノテク関連「SCI（Science Citation Index）」収録論文のうち、中國は6％しか占めていなかった。今や中國は世界の3分の1以上のナノテク論文を占めており、米國のほぼ2倍に達(dá)している。

フォーラムにおいて、中國科學(xué)院科學(xué)技術(shù)戦略コンサルティング研究院の潘教峰院長は、同研究院と國家ナノテクセンターが作成した「ナノ研究先端分析報告書」について説明した。同報告書はナノテク9分野の重點(diǎn)分析の後に、「高被引用論文（引用率トップ1％以內(nèi)）において、米國はソーラー電池、ナノ発電機(jī)、ナノ薬物、ナノ検査?測定、ナノバイオニクス孔、ナノ安全性、測量基準(zhǔn)の7分野で世界一に、リチウム電池とナノ觸媒で2位になっている。中國はリチウム電池とナノ觸媒で世界一に、ソーラー電池、ナノ発電機(jī)、ナノ薬物、ナノ検査?測定、ナノ安全性の5分野で2位になっている。中國のナノテクはすでに、世界トップ水準(zhǔn)の研究と優(yōu)秀なチームを形成している」と指摘した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年8月30日