中日の食品関連団體が主催する「一般の中國(guó)人が日本酒の評(píng)価を行う」中國(guó)で最初で最大級(jí)のコンテスト。その「2018 SAKE-China」にエントリーした日本酒137種類(lèi)全てを味わうことができる「2018 SAKE-China Experience Night」が17日夜、北京で開(kāi)かれた。人民網(wǎng)が伝えた。

イベントはSAKE-China実行委員會(huì)の君島英樹(shù)委員長(zhǎng)が今回のコンテストについて紹介した後、佐藤満里鈴さん（ミス日本酒新潟準(zhǔn)グランプリ）の開(kāi)會(huì)の言葉で幕を開(kāi)けた。會(huì)場(chǎng)にはゴールデンドラゴン賞に選ばれた清酒「極上の甘口」から各部門(mén)のプラチナ賞、そして各部門(mén)ごとに味もボトルもラベルもバラエティに富んだ日本酒が並べられ、參加者たちは自分好みの日本酒を探すべく、次々と味わっていた。

ひと口に日本酒と言ってもその種類(lèi)も味わいも実に様々。イベントではバーテンダーの追立隆夫さんによる日本酒をベースにしたカクテルの紹介と実演のほか、Alan Wong審査副委員長(zhǎng)が溫度や器によって異なる日本酒の味わい方を紹介。參加者たち數(shù)人がステージに上がり、実際にカクテルや溫度、器の異なる日本酒を味わい、それぞれの感想を述べた。

記者は幸運(yùn)にも瀬戸物の豬口とワイングラス、錫製の豬口という3種類(lèi)の異なる酒器で同じ日本酒を味わうチャンスに恵まれたが、その味わいの違いには正直驚かされた。瀬戸物の豬口で飲む日本酒は日本酒特有の酒の香りも味もぐっと押し寄せてくる一方で、ワイングラスで飲む日本酒は香りは豊かでありながら、味わいは白ワインのようにすっきりと軽く変化。そして最後に味わった錫製の豬口は押し寄せるような香りが感じられないのに、口に含んだ瞬間、丸みを帯びた酒の旨みが口いっぱいに広がった。とても同じ日本酒とは思えないほどの違いに、Alan 審査副委員長(zhǎng)は、「器を変えるだけで同じ日本酒を3種類(lèi)の異なる味で楽しめる」とした。

SAKE-Chinaはコンテストや今回のようなイベントを通じて、中國(guó)人が好む日本酒の傾向を明らかにしていくことで、日本の酒造メーカーに今後の酒造りに活用してもらい、中國(guó)における日本酒の消費(fèi)拡大を目指しているという。（文?玄番登史江）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年1月18日