28日に行われた中國(guó)農(nóng)村経済情勢(shì)分析?予測(cè)シンポジウムおよび『農(nóng)村緑書（2018?2019年』発表會(huì)で明らかにされたところによると、給與所得が農(nóng)民の収入増加に寄與する最大の要因になった。19年の農(nóng)民の可処分所得は1萬6千元（1元は約16.6円）に増加し、一人あたり平均給與所得は6500元を超える見込みという。「経済參考報(bào)」が伝えた。

同日発表された農(nóng)村緑書によれば、18年に農(nóng)村居住者の平均可処分所得は1萬4617元となり、実質(zhì)で前年比6.6％増加した。農(nóng)村部と都市部との収入の開きは1対2.69になり、前年比0.02縮まった。

農(nóng)村居住者の可処分所得のうち、給與所得が農(nóng)民の収入増加に寄與する最大の要因になった。18年の給與所得は5996元で前年比498元増加し、農(nóng)民の増収への寄與度は42.0％だった。経営純所得は5359元で同331元増加し、寄與度は27.9％。移転純所得は2920元で同317元増加し、寄與度は26.8％。財(cái)産所得は342元で同39元増加し、寄與度は3.3％だった。

同院農(nóng)村発展研究所の李國(guó)祥研究員は、「農(nóng)民の収入増加に最も大きく寄與したのは労働力の転換だ。すなわち農(nóng)業(yè)の労働力が農(nóng)業(yè)以外の産業(yè)の労働力に転換したことだ」とした上で、「2019年を見通すと、農(nóng)民の平均可処分所得は1萬6千元に増え、実質(zhì)増加率は6.5％に達(dá)し、農(nóng)村部と都市部との収入の開きは1対2.66に低下するとみられる。農(nóng)民の収入源のうち、給與所得と移転純所得が増収に寄與した主な要因で、19年の給與所得は6500元を突破し、移転純所得は3300元を突破し、この2項(xiàng)目を合わせて約1萬元に達(dá)することが予想される」と述べた。

同院の蔡■（日へんに方）副院長(zhǎng)は、「農(nóng)村振興実現(xiàn)の最も核心になるのは農(nóng)業(yè)の生産率向上であり、労働力の転換が十分に行えないことが大きな制約要因であり、労働力の転換の不足は製造業(yè)低迷の原因の1つでもある。労働生産性を制約するもう1つの要因は土地の経営規(guī)模が拡大しないことで、そのために農(nóng)村の土地制度改革と一連の改革措置、支援措置を通じて、経営規(guī)模を早急に、かつ適度に拡大することが必要だ」と指摘した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年4月29日