第11回中米閣僚級経済貿(mào)易協(xié)議をめぐる準備がカウントダウンに入る中、米側(cè)の対中追加関稅引き上げに関する情報が國內(nèi)外で幅広く注視されている。米側(cè)は今週金曜日に中國からの輸入品2000億ドル相當に対する関稅を10％から25％に引き上げ、いわゆる殘る3250億ドル相當に対しても近く25％の追加関稅を課すとした。これにはまず米國で「米國の消費者に対する追加関稅だ」と驚きの聲が上がった。（人民日報「鐘聲」國際論評）

同様のケースは以前にもあったが、最終的には暗雲(yún)を脫する希望が生じていた。國際世論の場では議論百出だが、物事の基本的論理が変わることはない。中國チームは協(xié)議のための訪米準備について依然「進行形」を保っている。

「亂雲(yún)飛び渡りなお従容」。これが中國の本領(lǐng)だ。中國側(cè)の立場と姿勢は一貫して非常に明確であり、それは米側(cè)もよく分かっている。過去10回の中米閣僚級経済貿(mào)易協(xié)議で、すでに多くの進展が得られた。これは誰の目にも明らかだ。協(xié)議はすでに正念場に達している。雙方が共に努力し、向き合って進んで初めて、相互尊重を基礎(chǔ)に互恵?ウィンウィンの合意に達することができる。

中米間には當分解決の難しい厄介な構(gòu)造的溝が確かにあり、対話と交流を通じて共に方法を考える必要がある。交渉の本旨は問題の解決であり、目標はウィンウィンの実現(xiàn)だ。従って、互いの懸念を真摯に受け止めることが不可欠だし、互いの適応可能性、実現(xiàn)可能性に対する寛容な心も不可欠だ。必死に大聲を上げ、威圧的な言葉を吐いても中米経済貿(mào)易問題の解決にはならないのであり、ましてや関稅の圧力は特効薬ではない。

産業(yè)要素が整い、強大な生産能力と巨大な潛在的內(nèi)需を備える國が、関稅の圧力を恐れるわけがない。この間のメーデー連休を見ると、わずか4日間で中國國內(nèi)の観光客數(shù)は延べ1億9500萬人、観光収入は1176億7000萬元に達した。中國経済の今年第1四半期の成果を見ると、GDPは前年同期比6.4％成長して國內(nèi)外の予測を上回った。工業(yè)、消費、投資、輸出入の伸びは加速し、都市部では324萬人の新規(guī)雇用が創(chuàng)出された。さらに稅関総署の統(tǒng)計を見ると、3月期の貿(mào)易総額は予測を上回る9.6％の伸びを見せ、第1四半期の貿(mào)易全體の回復を力強く牽引した。中米経済貿(mào)易摩擦による負の影響はあったものの、中國は「雇用、金融、貿(mào)易、外資、投資、予想の安定」をめぐり一連の政策措置を打ち出し、著しい効果を挙げた。

大きな中國市場には潤沢な活力があり、中國経済は原動力を蓄え増し続けており、中國と世界中の経済?貿(mào)易パートナーとの連動の空間は拡大し続けている。中國には中米経済貿(mào)易協(xié)議の過程において生じ得る様々な困難と試練に対処する力が完全にある。これは中國側(cè)が常に平常心を保つことのできる理由でもある。

中國経済の実力と潛在力を分かっているからこそ、國外の著名な経済學者は期せずして一様に「中國の強靱さと戦略の決意を過小評価しては決してならない」と米國の指導者に警告するのだ?！溉澜绀卫妞韦郡幛恕⒚字肖弦恢聟f(xié)力し、知恵と勇気で雙方間の摩擦を解決するべきだ」。イェール大學の経済學者スティーブン?ローチ氏のこの言葉は國際社會のメインストリームの願いを語っている。いかにして中米両國民の共通利益を最大限保護し、世界経済の安定した健全な発展を維持するか。これは中米両國が共通して直面する世界的課題であり、理性を欠くことがあってはならない。

正念場において従容として構(gòu)える。話し合いを継続して合意を形成することが中米雙方の利益にかない、世界の利益にもかなう。中米雙方が以前、互恵と相互利益を基礎(chǔ)に協(xié)力を拡大し、相互尊重を基礎(chǔ)に溝を管理?コントロールし、協(xié)調(diào)?協(xié)力?安定を基調(diào)とする中米関係を共に推進することで明確に同意していたことは強調(diào)に値する。米側(cè)はこの共通認識の導く方向に従って揺るぎなく前進し、両國間の経済?貿(mào)易関係が早期に正常な軌道に戻る後押しをし、協(xié)力?ウィンウィンが両國及び世界に幸福をもたらすようにすべきだ。これこそが信頼を重んじ約束を守る大國としての大義だ。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年5月8日