2017年に米國で中國人研究者の章瑩穎さんが行方不明になってから2年以上が経過したが、事件はついに重大な進(jìn)展を迎えた。現(xiàn)地時(shí)間6月24日、検察側(cè)と弁護(hù)側(cè)の雙方が最終弁論を行い、12人の陪審団は、クリステンセン容疑者に対し、誘拐?殺人など3種類の罪名が成立するという共通認(rèn)識(shí)に至った。この3種類の罪名とは、「誘拐殺人罪」1種類と「偽証罪」2種類で、同容疑者には死刑あるいは無期懲役の判決が下されることになる。海外網(wǎng)が伝えた。

クリステンセン被告（海外メディア）

その後、章瑩穎さんの父親が裁判所の外でメディア取材に応じ、中國語で聲明文を読み上げた。母親はその場で言葉もなく號(hào)泣していた。

容疑者の罪名が確定した後、聲明文を読み上げる章瑩穎さんの父親（ツイッター@ByMattMasterson）

章さんの父親は、「この2年間、私たちは毎日娘のことを想って生きてきた。今でも、娘なしでこれからどうやって生きていったらいいのか想像できない。私たちの心の痛みと苦しみは、とても言葉で表現(xiàn)することはできない。裁判の判決が、娘と私たちに正義をもたらしてくれることを願(yuàn)っている。私たちは、娘を家に連れ帰るまで、永遠(yuǎn)に娘を探し続けたい。諦めはしない」と語った。

裁判所の外で最新情報(bào)を待つ報(bào)道関係者（ツイッター@ByMattMasterson）

米イリノイ州「ニュース?ガゼット」紙の報(bào)道によると、本案は7月8日から量刑段階に入る予定。検察側(cè)が死刑を求刑しているため、陪審団は再び協(xié)議を重ねて意見を一致させ、死刑を適用するか否かを決定する。陪審団のうち1人でも違う意見の持ち主がいれば、被告は死刑に処されず、無期懲役となる。判決確定までの審理は數(shù)週間続くとみられる。

被告が住むマンションのリビングルーム（世界日報(bào)）

章瑩穎さんは2017年4月からイリノイ大學(xué)アーバナ?シャンペーン校で學(xué)術(shù)交流を行っていたが、同年6月9日、黒い乗用車に乗った後、行方不明となった。アメリカ連邦捜査局（FBI）は同年6月30日、章瑩穎さんを誘拐?殺害した容疑でクリステンセン容疑者を逮捕した。今年6月、クリステンセン容疑者の弁護(hù)士は、同容疑者が章瑩穎さん殺害を認(rèn)めたことを明らかにしたものの、無罪を主張して弁護(hù)するという自身の立場は依然として変わらないとしていた。

被告が住むマンションのベッドマットレスから見つかった血痕のようなしみ（世界日報(bào)）

（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月25日