北京時間の8月19日夜、華為（ファーウェイ）は米國商務省による輸出の「一時的一般許可証」の延長に関してメディアに対する聲明を発表した。それによると、「米國政府が発表した許可証の一時的延長は、ファーウェイが不公正な扱いを受けている事実を変えるものではない。我々は米國政府がファーウェイに対する不公正な扱いをやめ、ファーウェイをエンティティリスト（輸出規(guī)制リスト）から除外することを願う」という。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

複數(shù)の海外メディアの報道によれば、米國東部時間の19日、米商務省のロス長官は、「米國はファーウェイの米國製品購入を認める暫定的な許可証を90日間再度延長し、11月19日頃まで有効とする」と述べた。延長の理由については、「米國の農(nóng)村部の通信企業(yè)の多くがファーウェイの設備を利用しており、90日間再度延長することでこうした企業(yè)は準備のための時間をより多くもつことができるから」とした。

ファーウェイは聲明の中で、「『一時的許可証』が延長されるかどうかに関わりなく、ファーウェイの経営が受ける実質(zhì)的な影響は限定的だ。我々は引き続き自分たちの製品をしっかり作り、世界の顧客にサービスを提供することに専念する」と述べた。

ファーウェイは上半期に4013億元（1元は約15.1円）の収入を達成し、前年同期比23.2％増加し、営業(yè)利益率は8.7％だった。このうちプロバイダー業(yè)務による売上高は1465億元、法人業(yè)務が316億元、消費者向け業(yè)務が2208億元。

ファーウェイの梁華會長は7月30日に行われた2019年上半期決算発表會で、「5月までは、ファーウェイの収入は速いスピードで増加し、エンティティリストに加えられた後も、市場の慣性により、収入は引き続き増加した。リスト入りがファーウェイに與える影響の範囲も程度もコントロールが可能で、主力製品は基本的に影響を受けていない」と述べた。

米國は今年5月16日、ファーウェイと関連企業(yè)68社を商務省の輸出規(guī)制の対象となるエンティティリストに加えた。リスト入りした企業(yè)は、特別な許可を得なければ、米國企業(yè)が製造した部品を調(diào)達することが出來ない。5月20日、同省はファーウェイと協(xié)力パートナーに対し90日間有効な「一時的一般許可証」を付與すると発表した。

海外メディアが8月19日に伝えたところでは、同省は「許可証」を延長したが、エンティティリストに新たにファーウェイの子會社46社を加えることも決定した。

ファーウェイは8月19日、米商務省が新たに実體ある子會社46社をリストに加えたことに反対の意を表した。「米國がこのタイミングでこうした決定を下したことは、この決定が政治的な駆け引きの結果であって、米國の安全保障とは何の関係もないこと、こうしたやり方は市場経済の自由な競爭の原則に違反するものであり、米國企業(yè)を含む誰にも利益をもたらさないことを改めて証明した。米國はファーウェイに圧力をかけて技術的優(yōu)位に立つこともできない」という。

梁會長はさきに、「サプライヤーと協(xié)力パートナーもファーウェイに極めて大きな信頼と支援を提供し、ファーウェイの供給の安定と顧客への予定通りの製品引き渡しを保障してきた。ファーウェイは引き続き未來に投資し、2019年は研究開発に1200億元を投入する計畫だ」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月20日