ちょっとした病気で命を失ってしまうという時(shí)代は終わり、壽命が延び100歳以上の高齢者も決して珍しい存在ではなくなっている。この70年間で中國(guó)人の平均壽命は35歳から77歳まで、2倍以上伸びた。新華社が報(bào)じた。

元教師の陳志祥さん(81)は陝西省西安市で育った。子供頃は肉を口にできることなどほとんどなく、疫病が流行した場(chǎng)合は、一度感染してしまうと、ほとんど助かる見(jiàn)込みなど無(wú)かったと記憶している。「あの頃は食料も服も不足していたし、醫(yī)療保障なんてもってのほか。30－40歳で多くの人が亡くなり、60歳まで生きられたら長(zhǎng)壽だった」と振り返る。

中國(guó)國(guó)家統(tǒng)計(jì)局の報(bào)告によると、中國(guó)人の平均壽命は、1949年は35歳、1957年は57歳、1981年は68歳、2018年は77歳とどんどん伸びている。中國(guó)は、飢えと寒さに悩まされる時(shí)代から、物の豊かな時(shí)代へ、醫(yī)療が立ち遅れて薬も少なかった時(shí)代から、病気になっても病院に行けば治療してもらえる時(shí)代へと、「華麗なる転身」を遂げた。

1949年、中國(guó)の住民の1人あたり可処分所得はわずか49.7元(1元は約14.94円)だったものの、2018年には2萬(wàn)8228元に達(dá)した。物価変動(dòng)の影響を除いた実質(zhì)ベースでも59.2倍増となった。國(guó)民の生活はどんどん豊かになり、栄養(yǎng)価の高い食品も十分にあるため、より健康的な生活を送ることができるようになっている。どんな季節(jié)でも、いろんな場(chǎng)所で生産された新鮮な果物や野菜、さらに、珍しい食品や高級(jí)食品も、食卓に並ぶようになっている。

天然痘は根絶され、中國(guó)國(guó)內(nèi)でマラリアに感染することはなくなり、地域性のヨード欠乏癥も効果的に抑制、解決されて、基本醫(yī)療保障ネットワークが中國(guó)全土をカバーするようになった。

陳さんは「私の妹は3歳の時(shí)に下痢が原因で脫水癥狀となり、亡くなってしまった。もし今の時(shí)代だったら、亡くなることなどなかっただろうに」と話す。

中國(guó)共産黨第18回全國(guó)代表大會(huì)（第18回黨大會(huì)）以降、「健康中國(guó)」が國(guó)家戦略となり、その行動(dòng)計(jì)畫(huà)が実施されるようになり、「長(zhǎng)壽」の中身を引き続き充実させている。2016年、中國(guó)人の平均壽命は68.7歳と初めて米國(guó)を上回った。また、単に長(zhǎng)生きするだけでなく、健康に長(zhǎng)生きしなければならない。

山東省単県終興鎮(zhèn)時(shí)寨村の時(shí)克存さん(86)は、「現(xiàn)在、65歳以上の高齢者は毎年無(wú)料で健康診斷を受けることができる。何か問(wèn)題があればすぐに発見(jiàn)し、治療することができる。また、體を大切にするという意識(shí)を持つ人がどんどん増えている。村には、私のような高齢の人がたくさんいる。中には100歳以上の人もいる。単県は『長(zhǎng)壽村』と評(píng)されている」と語(yǔ)る。

100歳まで長(zhǎng)生きし、幸福で健康に生きるという、ここ數(shù)千年の中國(guó)人の「夢(mèng)」は、今や現(xiàn)実のものになろうとしている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年9月6日