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中國は2030年にアジア経済への影響力で米國を超えるか (2)

人民網(wǎng)日本語版 2019年12月05日10:14

張氏は、「中國は世界最大の製造業(yè)センターであり、アジア各國のハイテク製品、プラント設(shè)備、重要部品、中間製品、農(nóng)林牧畜産品、資源?エネルギー製品に対するニーズが、各國の経済成長をけん引していく。中國の多くのアジア諸國にとって最大の物品貿(mào)易パートナーであり、アジア各國における中國の投資規(guī)模は絶えず拡大しており、多くの雇用チャンスを生み出し、特に『一帯一路』(the Belt and Road)建設(shè)が各國に多くの新たな協(xié)力プラットフォームをもたらした」と述べた。

張氏は続けて、「2030年には、中國がGDPの絶対的規(guī)模でもほぼ米國を追い抜くとみられ、その時點で、中國はすでに世界最大のエコノミーとなり、アジア各國に対する影響力では米國と日本を超えるだろう」と述べた。

しかし同研究院國際市場研究所の白明副所長からみると、「2030年に、中國経済のアジアに対する影響力は確かにさらに拡大し、多方面で米國とともに重要な役割を発揮するとみられるが、アジアについて言えば、米國を超えるかどうかには、なお多くの不確定性がある」という。

また白氏は、「米國を超えるためには中國の発言権を急速に高める必要があり、國際関係の中における駆け引きだけでなく、自國の土臺の発展にも注意を払わなければならない」と指摘した。

世界経済への寄與度は維持できるか?

中國経済はアジア経済に対して重大な影響を與えるだけでなく、ここ數(shù)年は中高速成長にともなって、世界経済成長への寄與もますます大きくなっている。

國際連合の発表した年次報告書「2018年世界経済狀況?予測」は、グローバル経済成長が強い勢いをみせ、東アジアと南アジアが引き続き世界で最も経済の活力に富んだ地域となり、中國は17年のグローバル経済への寄與で約3分の1を占めたという。

また同報告書は、中國経済の成長、力強い個人消費、高い輸出額、緩やかなマクロ経済政策にけん引されて、地域経済は引き続き相対的に安定し、中國は18年は5.8%、19年は5.9%の成長率を保つと予想する。

清華大學(xué)國情研究院の胡鞍鋼院長は、「中國の輸入の高度成長が世界各國の中國に対する輸出の伸びをけん引し、鉄鉱石、原油、天然ガス、石炭といった大口商品の輸入量及び価格の伸びをもたらした。グローバル貿(mào)易額は14年にピークに達(dá)すると、そのあとは2年連続で減少し、17年に成長の曲がり角を迎えて成長率は3.6%に達(dá)したとみられる。この成長率に対する中國の寄與度は10%を超える」と指摘した。

ムーディーズ?インベスターズ?サービスのマネージングディレクターのマイケル?テイラー氏は、「金融危機が発生して以降、グローバル経済の成長の3分の1は中國が擔(dān)ってきた。過去10年間で、グローバル経済の発展の重心は目に見えてアジアに移り、アジア経済の未來の発展の見通しは引き続き楽観的なものであり、多くの分野で成長が続くとともに、新たな成長のポテンシャルが見えてくるだろう」と指摘した。

張氏によれば、「短期的には、中國経済は引き続き6.5%前後の経済成長率を維持するとみられる。世界2位のエコノミーとして、この成長の規(guī)模は世界で確かに1番であり、寄與度30%のレベルがこれから數(shù)年は続くだろう」という。

しかし白氏の見方では、「世界経済への中國の寄與度が上昇を続けるのはおそらく難しい。上昇すればするほど、これまでの成長ペースを維持するのが難しくなるからだ。他國も発展しており、その発展ペースも早く、未來の中國が30%前後の寄與度をずっと維持し続けられるとは限らない。今後は発展の質(zhì)をめぐってより努力する必要がある」という。(編集KS)

「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月5日

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